勝野日吉神社の御旅所へとやって来ました。
御旅所とは、お祭で神さまが巡行される時、休憩される場所。
大溝祭という曳山祭りがあり、巴・龍・寶・勇・湊の五基の曳山には
金箔漆塗りが施され、とても豪華絢爛なお祭です。
大溝祭りの起源は、大溝藩に入封した分部光信が
伊勢上野の曳山祭りを移したものと伝えられています。
時を同じくして、城下町には東北や北海道と商いをする商人を招きました。
大溝の商人たちの富と文化教養がつくり上げたお祭だと言えます。
後に、彼らは高島商人と呼ばれるようになりました。
髙島屋を創業した飯田新七が、義父飯田儀兵衛の出身地である
近江国高島郡からと高島屋と名付けた話は滋賀では有名です。
御旅所のお向かいにある常夜燈。
石柱の上には、火袋があったのでしょうか?
側の石段は火袋に火を灯すためのものなのでしょうか?