東塔、西塔、横川には、それぞれ中堂があり、その中でも

東塔の根本中堂は延暦寺の総本堂となる仏堂です。

 

根本中堂内陣には、最澄が一乗止観院を創建した時から

1200年間灯り続けている不滅の法灯があります。

 

明らけく後の 仏の御世までも 光りつたへよ法のともしび

 

すべての世を照らす仏の光は末法の世を越えて、弥勒如来がお出ましになる

その時まで、比叡山でお守りする誓いの法灯です。

 

根本中堂の修復を間近で見られる修学ステージ。

屋根の高さで、工事の様子を見学できます。

 

本堂の屋根は銅板葺きです。

緑青は銅の酸化物でいわゆる錆。

鉄の錆などとは違い、酸化皮膜と呼ばれ

これ以上酸化せず、非常に安定した存在です。

性能も高く、耐用年数も粘土瓦と同じかそれ以上と言われています。