航空自衛隊全面協力で、実際の基地を使い撮影された本格的な訓練ものドラマです。
私めははるか昔にデートで見た映画「愛と青春の旅立ち」に感動して以来、この手のベタな訓練ものは嫌いではありません。
なので、いささか評価が甘くなることを先に書いておきます。
テレビ朝日 木曜21時
「PJ~航空救難団~」第1話
主演…内野聖陽
脚本…髙橋泉
演出…平川雄一朗
人命救助の最後の砦と呼ばれる航空自衛隊の航空救難団。
雪山の遭難など救助に向かうのが困難な場所にヘリで向かい、降下して救助する。
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北川景子を救ったのもこの航空救難団だったんですね。
航空自衛隊の中でもとりわけ厳しい選抜が行われ、残った7人が救難教育隊の訓練生になります。厳しい訓練を何人が最後まで耐え抜いて救難団の隊員になれるかというお話です。
そして、主人公は主任教官の宇佐美(内野聖陽)。
このドラマはオリジナルですから、明らかに内野聖陽が演じる前提で書かれた宇佐美というキャラは、時に厳しく、時に熱く、時にお茶目で、演技派の内野が存分に演じられる魅力的なキャラになっています。
あまりにいきいきと演じすぎていて、訓練生役の7人も教官たちも、初回はちょっと腰が引け気味で内野聖陽がとかく突出しがちでした。
それでも初回からフィーチャーされた沢井役の神尾楓珠は食らいつくかのように、胸を借りて熱演しており、
自分のせいで父親が死んだことに罪悪感を抱き続けてきた沢井が宇佐美によって心を救われるシーンは見ごたえがありました。
内野聖陽と共演するのは神尾楓珠にとってもよい勉強になるでしょう。
これから訓練生1人1人がフィーチャーされていくんでしょうね。
唯一女性の藤木(石井杏奈)がなぜ志願したかが気になります。
この手の訓練ものにありがちな誰か1人が死ぬとかはくれぐれもやめてほしいです。
全員残れたらいいですね。
1話の評価は…8