大金が転がり込んだら…「3000万」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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秋ドラマの期待度ランキングでは、5位に評価した作品です。

期待通り、いやそれを上回りそうな面白いドラマが始まりました!




NHK  土曜22時

「3000万」第1話


主演…安達祐実

脚本…弥重早希子

演出…保坂慶太




タイトルの「3000万」は現金3000万円のことでした。

この3000万という数字が絶妙な意味合いを持つドラマになっています。





大金だけど、何億みたいに途方もない大金ではなく…

でも手に入ったら嬉しいし、大いに助かる金額なんです。




主人公の祐子(安達祐実)は通販会社のカスタマーセンターのテレホンオペレーターを派遣社員でやっていて、給料は安いし残業はさせられるし、上司はイヤなヤツだしと三重苦の状態。




しかし、元ミュージシャンの義光(青木崇高)は過去の栄光を引きずり、定職を持たないダメ夫だし、

家のローンはまだたっぷりあるし、

ピアノを習う息子・純一にももっといいピアノを買ってあげたいし、




…と、我慢して働かないとどうにもならない状態。




そんな祐子は純一のピアノの発表会の帰りに、バイクと衝突事故を起こしてしまいます。




バイクに乗っていた人を助けようと近づいたら、その人は祐子の車に乗り込み、純一を乗せたまま行ってしまいます。




しかし、その車はちょっと先で衝突。

純一はその人が持っていた大金入りのバッグをこっそり家に持ち帰ってしまいます。




それを見つけた祐子は、義光に知人の刑事の奥島(野添義弘)に返しに行かせますが、




衝突したバッグの持ち主は意識不明と聞き、ネコババする気がわいて持ち帰ってしまいます。




お金が欲しいけど、ネコババしても大丈夫なのか?

祐子と義光が葛藤するさまは安達祐実と青木崇高がそれぞれキャラ立ちさせながら好演していて、脚本のテンポも良いのでグイグイと引き込まれていきました。





悲しいかなお金の魔力にとりつかれた2人は、闇バイトが強盗して奪った金らしいとわかりながら、ついにネコババする気になってしまいます。




いざネコババすると決めたら、気が大きくなりイヤミな上司には言い返せたし、いつも買うのを我慢していたスイーツも買ってしまう祐子。




人間の愚かさ、あさましさを突き付けてくるドラマになりそうですね。




金が無くなったので、闇バイトをさせてる反社会勢力の連中は探し始めるし、

強盗事件を追う女性刑事(愛季れいか)も祐子たちを怪しむでしょうし、意識不明のはずの犯人も目をさましたし、

この先、いろいろバレそうな匂いはプンプンします。




このドラマは海外ドラマにならって、4人の脚本家がチームを組んで脚本を書いていくシステムをとっているようです。




その成果が出るのは良いことですね。

第1話の評価は…8