ガチャガチャいろいろ盛りこみすぎ…「新宿野戦病院」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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第2話まで見てこのドラマは欲張りすぎてるなと痛感しました。




主人公が2人いる上に、更に粒だった脇キャラがぞろぞろいてガチャガチャした群像劇になっていること。




脚本の宮藤官九郎がいろいろ描きたいことがありすぎて、それを盛りこもうとするあまり1つ1つがボヤけたり薄まってしまうこと。




それが問題点だと思います。






フジテレビ  水曜22時

「新宿野戦病院」第2話


主演…小池栄子、仲野太賀

脚本…宮藤官九郎

演出…河毛俊作




まず、なぜヨウコ(小池栄子)だけを主人公にしなかったのかと思います。




今回で良かったのはヨウコがトー横キッズで自殺願望のあるマユ(伊東蒼)に二度にわたって話す、自分がいる限り死なさないというポリシー。




これはホストのダイスケ(細貝圭)に貢ぐために体を売るリリカ(寺本莉緒)が屋上から飛び降りたいと騒ぐ時にもヨウコは熱く訴えかけます。





軍医として多くの死を見てきたからこそ、死なせなたくないという強固な信念がある、歌舞伎町での現代の「赤ひげ」の話として集約してくれたらそれでいい気がします。




しかし、なまじもう1人、享(仲野太賀)という主人公を設けてしまったために、享とNPO法人代表の舞(橋本愛)とのからみもしっかりと描いてくるし、




舞が売れっ子SM嬢でもあることを突きとめた岡本巡査(濱田岳)もからめてくる。




私めから見れば、こちらがどうにも余計に思えるんです。

享はまごころ病院の個性的な人々の中の1人で十分なのにと思えてなりません。




あと、ヨウコが英語と岡山弁をちゃんぽんで話すのも、見ていてストレスになります。功罪ではマイナス面が多いように

感じます。これは好みかもしれませんが…。




トー横キッズの行き場の無さやホストに金が流れるしくみ、歌舞伎町で救急車を呼んでも迂回して輸送に時間がかかるとか、




面白みがあるネタはちりばめられているんですが、どうもイマイチなのは、とにかく欲張りすぎとの結論にこの時点では至りました。




第2話の評価は…7