嫌がらせに敢然と立ち向かう倫子…「大奥」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回の記事で京の宮家から来た倫子(小芝風花)が公家言葉を話さないのはおかしいと書きましたが、




第2話では微妙にところどころ京言葉を話していました。ところどころなので、それが余計に気になりましたし、お品(西野七瀬)は相変わらずすべて標準語です。




大奥でただ2人だけ異物のように孤立するさまを描くなら、絶対京言葉を話すべきだと私めは強く思うんですがね。

もうこれについての指摘は今回限りにしますが…。




フジテレビ  木曜22時

「大奥」第2話


主演…小芝風花

脚本…大北はるか

演出…兼崎涼介




大奥ではいかに将軍の寵愛を受けるか、お世継ぎとなる男児を産むかで側室たちが争うというのが基本ルールです。



更に大奥を牛耳るのは誰かで、将軍の母親、正室、大奥総取締が争う場合もあります。




初回にも書きましたが、別格に扱われる正室が奥女中たちにいじめられたり、嫌がらせをされるなどありえないことなんです。




それを敢えて、このドラマでは無視して、まだ将軍から大事にもされてない内から倫子は嫌がらせを受け続けます。




何でかよく分かりませんが、奥女中300人分の懐紙入れを作れ…なんてムチぶりまでされます。




せっかく作った物を掃除に入った女中たちがズタズタに切りさいなむ…とか嫌がらせの手口が卑劣で幼稚です。




今回辛うじて良かったのは、京に戻ることを諦め大奥で生きていく覚悟を決めた倫子が、大奥総取締の松島(栗山千明)はじめ奥女中たちに嫌がらせは許さないと敢然と立ち向かう宣言をしたことでした。




凛とした強さを見せる小芝風花の演技は「トクサツガガガ」の時からこの人の秀でたところと評価してきたので、それが見られるなら良いなと思いました。

ウジウジしているより遥かに良いです。





もう1つ良かったのは将軍家治(亀梨和也)が倫子の良さに気付き始め、優しさを見せ始めたことです。




家治はなぜ田沼意次(安田顕)の言いなりなのか?過去に何があったのか?なぜ家治は子どもを作りたがらないのか?

まだミステリアスな部分があって気になります。




亀梨和也の陰のある演技は憂いを帯びて悪くありません。

ただ時代劇馴れしていないので歩き方がちょっとおかしいです。すり足気味の所作を身に付けてほしいですね。




松島が野心のために送り込む側室はお知保(森川葵)なんですかね。

側室バトルになっていきそうです。




奥女中たちもそれぞれ事情を抱えている…なんて取ってつけたようなフォローがありましたが、だからってあんないじめをして良いとはなりませんよね。

人物描写が浅いです、全体的に。





今回の評価は…6