2023秋ドラマアカデミー賞…最優秀助演女優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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続いては最優秀助演女優賞です。


ノミネートしたのは以下の5人です。


岸井ゆきの

瀧内公美

仲間由紀恵

「大奥Season2」


宮澤エマ

「ゆりあ先生の赤い糸」

「フェルマーの料理」


生見愛瑠

「セクシー田中さん」




岸井ゆきのは弟の代わりに男装して、女将軍家茂(志田彩良)に輿入れに来る和宮。

母親の愛を受けられず、人に知られず育った卑屈なひねくれ者が、家茂と親密になり生き生きしていく過程を巧みに演じました。




瀧内公美は家定(愛希れいか)を支え続けた老中阿部正弘役。

実力はありながら連ドラでは役に恵まれず、余力を残し気味でしたが、この役ではフルに力をふるって演じきった感がありました。

病身ながら家定と篤胤(福士蒼汰)の幸せそうな姿を見るシーンは名シーンでした。



仲間由紀恵は毒々しい野心家の治済を怪演。その振り切ったヒールっぷりは凄みと迫力がありました。

本人も悪女役を嬉々として演じてましたね。これから増えそうです。



宮澤エマは2つの作品でクセの強い違ったタイプの役を演じ分け、存在感を示したので合わせわざでのノミネートにしました。



年々、この人の名脇役ぶりがパワーアップしてきていますね。




生見愛瑠は「日曜の夜ぐらいは」に続いて好助演でした。

田中さん推しになり、田中さんに影響を受けたり、逆に与えたりする朱里を魅力的に演じました。

今年最も飛躍的に成長した人でした。




「大奥」から3人もノミネートしましたが他にも鈴木杏、愛希れいか、志田彩良も良かったですから悩ましかったです。




5人の中で最優秀助演女優賞に選んだのは…




岸井ゆきの

「大奥Season2」



家茂の死を知り、号泣するシーンには心をわしづかみにされました。

このドラマを貫いたテーマを象徴するようなセリフでした。




ひねりのある役であればあるほど、実力を発揮する人だけに、複雑な感情を抱えたこの役はまさに適役でした。