ラスト2回の不可解…「セクシー田中さん」第9話、最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ラスト2回、これまで8話書き続けてきた相沢友子の名がエンドロールから消え、脚本は原作者である漫画家の芦原妃名子になっていました。




最終回の終わり方に納得がいかなかった私めは、このことが大きく影を落としていると推測しました。




日本テレビ  日曜22時30分

「セクシー田中さん」第9話、最終回


主演…木南晴夏

脚本…芦原妃名子

演出…伊藤彰記(9)、猪股隆一(終)




実はこの原作漫画はまだ完結しておらず連載中なんだそうです。

それで原作者自身がラストは自分が脚本を書きたいと申し出たんだとか…




それはドラマの脚本家の相沢友子が自分が望まない終わり方をしそうだったからのようです。




連載中の漫画の終わり方というのは難しいですね。原作者としてはこれから自分が完結させるわけですからドラマは濁して終わってほしい。しかし、ドラマの脚本家ははっきりした形で終わらせたい。




どちらにするかはプロデューサーの裁量で、このドラマの場合、原作者の主張を受け入れたということなんでしょう。




…で、ラスト2回は第9話で、笙野(毎熊克哉)は見合いをして、母親(市毛良枝)に似たタイプの相手を気に入り、結婚へ前向きに…

一方、田中さん(木南晴夏)には三好(安田顕)がなぜか今さらアプローチ、キスを迫ります。




しかし、笙野は田中さんの良さが思い起こされ、田中さんに影響を受け変わった自分を自覚しますし、田中さんも笙野が頭に浮かんで、三好のキスを拒んでしまいます。





…となれば、最終回は田中さんと笙野が結ばれてハッピーエンドかと思いきや、




田中さんは別れも告げずに唐突に 愛子先生(未唯mie)の手引きでダンス留学に行ってしまい、2年後に帰ってくるも、それで笙野とどうなったかは描かずに終わってしまいました。




朱里(生見愛瑠)も小西(前田公輝)と第9話では、正式に交際するようになり、最終回ではプロポーズまでされたのに、




なぜか、田中さんがダンス留学に行っていた2年間に結婚せず、なぜ進展しなかったのかの説明も無くモヤっとして終わりました。




8話まで良いドラマだっただけに残念でなりません。

9話、最終回の評価はともに…6