トレンディードラマ世代うけのギャグ多し…「うちの弁護士は手がかかる」第8、9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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こちらは1話完結のドラマなので8話と9話をまとめての記事というわけにはいきません。

それぞれ個別に簡略化して書きます。




「うちの弁護士は手がかかる」第8話


主演…ムロツヨシ

脚本…市川貴幸

演出…下畠優太




このドラマ、今回担当の脚本家で7人めです。なぜコロコロ脚本家が替わるのか謎ですが、作品のためには決して良いことではないですね。




回によってバラつきがあり、今回はハズレの回でしたね。脚本家の力量だと思いますが…。




佐野温子(浅野ゆう子)とゆう子(高田聖子)というW浅野と同じ名前の姉妹が、父親の遺産相続をめぐって醜い争いを繰り広げるというエピソードでしたが、




ホンモノの浅野ゆう子が温子の方を演じて、しかも遺言を偽造する悪女を演じるという趣向でした。




結局、父親の晩年、介護していた実は愛人の娘(小林涼子)が遺産を手にするが、姉妹として認めてもらい3分割するってことでおさまりましたが、




遺言偽造した温子の罪はいいのか?と疑問の残る終わり方でした。

エピソード自体、介護していたのが実は娘とか、既視感たっぷりでしたしね。



この8話の評価は…5




続いて9話は


脚本…中園勇也

演出…相沢秀幸




こちらは一転して、見ごたえがありました。

梨乃(吉瀬美智子)に再び自分のマネージャーになって欲しいと乞われた蔵前(ムロツヨシ)が復職し、いきいきと働き出すやいなや、脱税で逮捕されてしまい、




天野(平手友梨奈)はじめ、法律事務所の仲間たちが総力戦で蔵前の無実を証明するという話で、カタルシスがあってこちらはよかったですね。



吉瀬美智子の蔵前に罪を押し付ける冷淡さもよかったですし、天野はじめ法律事務所のメンバーのキャラクターもそれぞれ活かされて、群像劇としてもよかったです。




脚本家の中でもこれが担当3話めの脚本家だけに、キャラクターをよくつかんでいましたね。





この回でも、蔵前とカオリ(安達祐実)の今の若い子には分からないやりとりがありました。




このドラマはトレンディードラマを夢中で見ていたくらいの世代が喜ぶギャグがちりばめられてますね。




9話の評価は…7