拒んできた側の変化…「あなたがしてくれなくても」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマって秋か冬クールに見たかった気がしますね。

爽やかな初夏に見るドラマではないような…。




私めはオジさんなので、割と季節感を気にするんですよね、余談ですが…。





フジテレビ 木曜22時

「あなたがしてくれなくても」第3話


主演…奈緒

脚本…市川貴幸、黒田狭 

演出…高野舞




前回のラストでセックスレスを訴える相手のために、陽一(永山瑛太)はみち(奈緒)と無理してSEXをするも最後までいかず、




楓(田中みな実)は結婚記念日に求めてきた誠(岩田剛典)に、そんなにしたければすれば…という態度を取り傷つけてしまいます。




「SEXってそんなに大事?」という陽一と楓の心の声でタイトルが出た今回、2人の言い分がそのあと続きました。




陽一はちょっと抜けたところがあるみちを可愛いらしく思っていて、一緒にいられればいいって感じなんですね。




性的な対象ではなく、裸のみちにはあまり興味がないようなんです。





一方、楓は仕事が忙しくなるにつれ、SEXは疲れるだけのものになり、更に妊娠でもしてしまえば築きあげてきたキャリアをふいにしてしまうものになってしまったんですね。





…で、陽一は前回キスした結衣花(さとうほなみ)とついなりゆきでSEXまで進んでしまい、みちへの罪悪感を持つようになってしまいます。





陽一を演じる永山瑛太は「リコカツ」の時は自衛隊員役だったので鍛えあげた体になってましたが、この役では絶妙にだらしない体つきになってますね。




そこがやけにリアルです。この人の役作りには毎度感心させられます。





楓は職場でも自分に余裕がないために部下を傷つけてしまうことを自覚し、誠も傷つけていたことを反省、




誠に優しく接しようとしますが、うまくはいかないもので、一緒に休んでくれたみちに心を癒やされた誠はみちとキスまで発展、




憑き物が取れたように楓には淡々とした態度になってしまったのです。




夫婦の微妙な行き違いをこのドラマは丁寧に描いていますね。

誰かに肩入れして見るというより俯瞰で4人のありようを眺める感じです。




原作も優れているんでしょうが、うまく脚本にもしているなと思います。





今回の評価は…8