男性ナース2人のキャラが絶妙…「ザ・トラベルナース」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

このドラマ、中井貴一演じる正体不明のトラベルナース九鬼と、岡田将生演じるアメリカ帰りでNPの資格を持つ那須田のキャラ設定が絶妙ですね。




流石!「ドクターX」を作り上げた中園ミホ脚本だけあって、ツボを心得た娯楽医療ドラマになってます。





テレビ朝日 木曜22時

「ザ・トラベルナース」第1話


主演…岡田将生

脚本…中園ミホ

演出…金井紘




総合病院天乃メディカルセンターは看護師がいっぺんに大勢辞めてしまい、フリーランスの男性看護師2人を雇うことに。




那須田はアメリカで看護師でも医療行為ができるNPの資格を取得、活躍していたので、




日本の病院に来ても、そのクセが抜けず、先輩ナースや担当医たちに物申したり、勝手に処置しようとしたりします。

プライドが高く鼻っ柱が強いので、とかく衝突を起こしがちです。




一方、以前何をしていたのかは謎の九鬼は、腰が低く、口調も柔らかく丁寧で決して出しゃばろうとはしません。




しかし、医学知識はかなりのもののようで、院長(松平健)がなんでコイツが?と不思議がっていましたから元は名医で、何かあってナースに回り、患者本位でない医師を懲らしめているのではと推察します。





にこやかで物腰が柔らかいのですが、患者は医師を選べないなんて常識はクソくらえだ!と語気強く言ったりして、かなり反骨の人です。




今回は院長の言いなりでVIP患者の手術を優先させ、ずっと待たされている患者がいるので、





神崎が手術中に間質性肺炎で倒れたら、病室で痰がからんで苦しんでいる時に、助けてあげる代わりに、後回しにされている患者のオペを約束させました。




神崎を脅す時に広島弁になり凄む九鬼。

この役は中井貴一のさまざまな演技が見られて、それが見どころになりそうです。




医師に逆らう那須田の頭をおさえて、謝らせたりするのも、今後のお約束になるんでしょうね。





那須田と九鬼の対比がきいていて面白くなりそうです。





「ドクターX」では神原紹介所が大門のオフを見せる場所になっていましたが、このドラマではナースたちは寮に住んでいて、九鬼や那須田も住むことに。しかも相部屋。





この寮でナースたちだけの本音をぶつけあったり、料理が下手な寮母(池谷のぶえ)に代わり那須田が料理を作ったり、女性ナースたちに那須田は歩ちゃんと呼ばれたり、




別な面が見られる仕組みで、こちらも楽しめそうです。池谷のぶえは私めのお気に入りの女優さんでナイスキャスティングです。




次回は六角精児演じるスーパードクターが登場するようで、また九鬼がこらしめてくれるんでしょうね。




今回の評価は…8