2人ともまだ力が入りすぎ…「君の花になる」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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秋ドラマの特徴の1つとして崖っぷちからの奮闘というテーマの作品が多いというのがあります。




「ファーストペンギン」は崖っぷちのシングルマザーが寂れた漁港を復活させる話。

「アトムの童」は廃棄寸前の老舗玩具メーカーを天才ゲーム開発者が大企業に歯向かい復活させる話。




そして、このドラマは半年後までに売れなければ解散という崖っぷちアイドルグループが、元教師の寮母のサポートで…という話。





ベタではありますが、私めはこの手のテーマは嫌いではありません。





TBS  火曜22時

「君の花になる」第1話


主演…本田翼

脚本…吉田恵里香

演出…坪井敏雄




ヒロインのあす花(本田翼)は夢だった高校教師を挫折し、やめた後は姉(木南晴夏)と暮らすも、その姉も結婚。




住み込みの仕事を探して、芸能事務所の寮の寮母になります。




寮に住むのはデビューするも鳴かず飛ばずのボーイズグループ「BLOOM」の7人。




彼らは後輩グループには先を越され、メンバーの1人がやめてからは、なおのことやる気も失せ、くすんだ日々を送っていました。




リーダーの弾(高橋文哉)は偶然にもあす花の教え子で、曲を作る弾に夢に向かって頑張るように励ましたのは、あす花だったのです。




しかし、再会した弾はあす花のことは覚えてないと邪険な態度。

夢と語っていた教師を突然やめていなくなったあす花が許せなかったようです。




そんな中、BLOOMは半年後には契約解除と社長(夏木マリ)に通達されます。




このままでいいのかとあす花は彼らを鼓舞し、社長にチャンスを欲しいと懇願し、後輩グループのライブでデビュー曲を歌うことを許されます。





わずか2週間ながらレッスンを重ね、ライブに出演した彼らを、社長は見直してくれて、





半年後までに新曲を作りそれが配信1位になったら、契約解除は無しという、かなり無理めな難題をつきつけます。

さて、どうなりますやら…という初回でした。





話自体は分かりやすくていいんですが、本田翼も高橋文哉も演技に力が入りすぎていたせいか、心をあまり揺さぶられませんでした。





演技にメリハリが乏しいというか、単調なんですよね。

あす花で言うなら、明るく元気なキャラの一方で教師を辞めた陰の部分があり、そこでハッとさせられる…みたいなことがもっとあって良かった。




弾を演じる高橋文哉は私めが「ポスト三浦春馬」と期待している逸材ですが、




脚本のせいか、演出のせいか、まだまだ高橋文哉のポテンシャルを引き出せてない感じがありました。





オリジナル脚本ですから、本田翼も高橋文哉の良い面をもっと引き出してくれたら…と思います。





しかし、いくら売れてないボーイズグループとはいえ、ライブで歌う時の衣装、ダサかったですよね。

カッコよく見えませんでした。





今回の評価は…6