自分の選択は正しかったのか?…「純愛ディソナンス」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回のラストカットで正樹(中島裕翔)の目をあえて映さず、頬からあごへと伝う一筋の涙を見せたのは印象的な映像でしたね。





人生の選択を自分は誤ってしまったという後悔なのか、絶望なのか…

正樹の見えにくかった心情がかなり明確になってきて、同情しやすくなりました。




フジテレビ 木曜22時

「純愛ディソナンス」第6話


主演…中島裕翔

脚本…倉光泰子

演出…菊川誠




これまで義父の碓井(光石研)に命じられるままに、自分を殺して時には汚れ仕事もいとわずにやってきた正樹。




そこからの脱却も図って、路加(佐藤隆太)の会社との共同事業に力を入れてきたし、路加とも気脈を通じていたはずななのに、




その発表の日に、路加は違う会社と共同事業をする発表会を開き、まんまと正樹を裏切りました。




碓井はお前にはいろんなものを与えてきたのに!と激怒しますが、百戦錬磨で疑い深い碓井があまりにこのプロジェクトを信じたのは、ちょっと謎でしたね。




正樹は実は愛菜美(比嘉愛未)と路加は裏で通じていて、この裏切りも愛菜美は知っていたことを知りショックを受けます。




愛菜美はあんな父親のせいか人一倍、愛情に飢えていながら、愛情を信じられない矛盾をはらんだ女性なのかもと思えてきました。




幸せのようで、幸せには見えない虚無的な哀しさがどこか滲み出ていて、その複雑な感じを比嘉愛未は巧みに演じてますよね。




そういう複雑な演技は冴を演じる吉川愛も得意とするところですが、ここでは感情に素直な冴をまっすぐに演じています。




愛菜美は路加が自分の父親に恨みを抱いていると知っていながらのようですが、父親へも何か恨みが愛菜美自身もあるんですかね。




このドラマはまだまだどこへ向かって行くのかが読めません。




今回の評価は…7




おっと、富田靖子演じる毒母に触れるのを忘れてました。

今回はちょっと浮いてましたね(笑)