レギュラーキャラが魅力的に…「石子と羽男」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマの脚本の良いところを3つあげます。


①…他のドラマでは扱わないような題材(しかも現代的)のチョイス

②…ラスト近くにもうひとひねりある展開の妙

③レギュラーのキャラが回を重ねるごとに、魅力的になっていく連ドラならではの醍醐味





今回に関しては、その3点から評価していきます。




TBS 金曜22時

「石子と羽男~そんなコトで訴えます?~」第5話


主演…有村架純、中村倫也

脚本…西田征史

演出…塚原あゆ子




まず①について…

今回はキックボードによるひき逃げ事件

。利用者が増えて頻発する事故が問題になっているだけに、引きは強い題材ですね。




前回は「ファスト映画」、前々回は「スマホゲームの課金」と今どきの興味深い題材をうまくチョイスしているなと思います。




続いて②

このドラマ、最後にひとひねり、まだあるみたいのがお約束で、今回ですと、




公判の後日、羽男(中村倫也)の姉、優乃(MEGUMI)が羽男を訪ねてきた時に、石子(有村架純)が、実は優乃は違法カジノを摘発したかったが上層部にもみ消されそうなので、羽男たちに暴かせ警察を、動かしたのでは?と疑問を投げかけるところ。




なるほど、結局羽男は優秀な姉にうまく転がされたってことか、と洒落たひとひねりにうなりました。




そして、③

これが大事なところですが、有村架純や中村倫也、赤楚衛二の3人の本来の良さを、うまくキャラクターに落とし込んで、回を追うごとに魅力的にしていってますね。




今回ですと、石子と羽男が一緒に帰って行くのを見送る大庭(赤楚衛二)のうるんだ目つきとか、赤楚衛二の真骨頂。

これは演出の上手さでもありますがね。




石子と羽男のギクシャクしながらも、徐々に歩み寄っていく感じも、どんどん良くなっています。




あと、今回のゲストですが、めるるが最初めるると分からないくらいに役になりきっていて良かったですね。




今回の評価は…8