結婚は愛情へのムチャな挑戦…「持続可能な恋ですか?」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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最終回、林太郎(松重豊)、明里(井川遥)ペアも杏花(上野樹里)、晴太(田中圭)ペアもおさまるところに綺麗におさまりましたね。




このドラマの特徴である名言が、最終回でも聞けて、それも良かったです。




TBS  火曜22時

「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」最終回


主演…上野樹里

脚本…吉澤智子

演出…土井裕泰




明里と事実婚することになった林太郎がPCで「結婚」の語釈を打つシーン。

この時の言葉が最終回で最も心に刻まれた名言です。



「結婚とは、愛し合う他人同士が分かりあいたいと願い、共に年を重ね、互いの変化を慈しみ、それでもなお分かりあえないことを知る営み。古来人類が繰り返してきた、永遠に続く愛情へのむちゃな挑戦」




この語釈は深いですね。

特に私めのような熟年夫婦には、「互いの変化を慈しみ」という文言にグッと来るものがありました。





それでもなお分かりあえないのに、分かりあおうと努力し続ける挑戦。

なるほど、結婚とは人類が挑み続けてきた挑戦なんですね。





何をもってその挑戦が成功だったとするかは、夫婦それぞれ違いますからね。





お互いのキャリアを大切にし、無理のない形で寄り添うように日々を過ごしていく林太郎と明里の結婚の形には、非常に説得力がありました。




一方、杏花の方は「足るを知る」ということをかなえた晴太との結婚を手にしました。




ま~そちらはどうってことなかったんですが、印象的だったのは、むしろ杏花と結婚できなかった颯(磯村勇斗)の言葉で、




好きな女の子にふられてしまったと言う虹朗に、「持続可能な恋は叶わなかった恋だけなんだよ」と教えたセリフです。





確かに失恋した相手って、ある意味いつまでも好きでいられますからね。

真理をついているなと思いました。





このドラマは、いろんな名言があり、そこがユニークでもある作品でした。これはオリジナル脚本ですから脚本家の力量ですね。





今回の評価は…8