望んだ方向に行かないもどかしさ…「17才の帝国」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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なんだか話がこじんまりとしてきて、私めが初回を見て期待した方向へは、どうやら行かないんだなというもどかしさを感じる第3話でした。




全5話ですからあと2話しかありませんからね。



NHK  土曜22時

「17才の帝国」第3話


主演…神尾楓珠

脚本…吉田玲子

演出…桑野和宏




私めはこのドラマに、国の政治の縮図のような地方都市の行政がいかに旧態依然としてダメかを、AIと若き閣僚たちが次々と問題点を指弾し改革していく、諷刺のきいた政治SFファンタジーを期待したんですけどね。




初回早々に市議会廃止したのは威勢良かったんですが、2話では商店街再開発の見直しと話が小さくなり、





今回は市の職員削減を打ち出すも、職員たちからは不満続出、真木(神尾楓珠)自ら一人ひとりと面談するも、支持率は下がる一方。





何とか解任されるまではいきませんでしたが、今回は市の職員削減以外、これといった改革の動きはありませんでした。




むしろ今回は、鷲田総理(柄本明)の汚職疑惑にからんで罪をかぶるように一家で亡くなった第1秘書の白井(高橋洋)の話が中心で、




第二秘書だった鷲田の息子、つまり照(染谷将太)の父親の光る(岡部たかし)も関与していたのか、今ではこの地で行政書士をしているようです。




更には、その白井秘書の娘の雪が、かつていじめられていた真木少年に唯一優しくしてくれたのに早く亡くなり、真木が政治家をめざすきっかけを与えた人物でした。




何やら因縁めいたものが絡み合っていることがわかり、そちらにウエイトがあったのが残念でした。




染谷将太の父親役の岡部たかしはよく出てますね。「インビジブル」にも出ていたし、「明日、私は誰かのカノジョ」にも出ていたし。

器用にいろんな役を演じますね。





今回の評価は…7