いまだに残る男社会への皮肉…「悪女」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回は前作の「悪女」に主演した石田ひかりと、令和リメイク版の主演、今田美桜との共演という話題性狙いの回でしたが、





初回でも感じたように、令和版なのに、いまだに残る古くささが、今回も随所に見受けられました。





日本テレビ 水曜22時

「悪女~働くのがカッコ悪いなんて誰が言ったの?~」第2話


主演…今田美桜

脚本…後藤法子

演出…南雲聖一




人事部に異動になった麻理鈴(今田美桜)を待ち受けていたのは、男社会で戦ってきた夏目課長(石田ひかり)。。




男の2倍働かなければ男のような出世はできないと頑張ってきましたが、後輩が部長になり、いまだに課長止まり。




後輩の女性社員にも、自分のように努力を求めるためとかく厳しくなり、女王蜂などと揶揄されています。




夏目は私めに近い世代でもあるので、ま~ツラい思いをしてきたんだろうなとわからなくはありませんが、




それでも時代も変わり、就労意識も変わった今どきの若い女性社員にそれを求めても、嫌われるよなとしか思えませんでした。




なぜか、古くさい考えに共鳴しがちな麻理鈴は夏目を素直に心酔しますが、





ライバルだった峰岸(江口のりこ)のことを麻理鈴が尊敬し、親しいのを知り、妬みから麻理鈴をおとしめようとするのは、なんだかイヤでしたね。




急に共感できなくなりました。

リストラリストを破って、これでおとがめ無しね…みたいな展開にも違和感がありました。





今田美桜の無類の明るさや素直さで救われていますが、どうも時代とのズレが気になりますね、このドラマ。




ただ、「ハコヅメ」が男社会の警察の中での女性警官の立場を、女性側から描き皮肉がきいていたように、





このドラマも、日本の企業にいまだに残る男性偏重を皮肉れたら、面白いドラマになるのにな~とは思います。




そのテーマからズレて、憧れの男性との恋愛に重きをおいたらイヤだなと懸念されます。




今回の評価は…7