貴恵の願いや夢をかなえた最後の1日…「妻、小学生になる。」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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素敵な最終回でしたね。

波状攻撃のように何度も泣かされました。




TBS  金曜22時

「妻、小学生になる。」最終回


主演…堤真一

脚本…大島里美

演出…坪井敏雄




万理華(毎田暖乃)の身体から離れた貴恵(石田ゆり子)でしたが、成仏できずにいたら、万理華が心残りのないようにと、また身体を1日だけ貸してくれることになりました。




また万理華の中に貴恵が入ったと千嘉(吉田羊)が起きてくるなり分かったのや、後押しと感謝をしてくれたのは、まず感動的でした。




貴恵によって、千嘉は万理華との関係を取り戻せたわけですからね。





中身が貴恵の万理華は新島家へ。

その日は貴恵と圭介(堤真一)との結婚記念日。

大事な一日を有効に過ごそうということになり…





まずは麻衣(蒔田彩珠)の春物の洋服やジュエリーを買いに。






次は、麻衣が蓮司(杉野遥亮)に会いに行くのについていき、カノジョの実家に挨拶に来るパターンをやってほしいと要求。





蓮司はあっさり承諾してくれて、見た目は小学生の貴恵と圭介を相手に、交際している彼氏としての挨拶をします。




誠実な蓮司はそれだけではおさまらず、遊びではなく、真剣に麻衣と結婚したいと思っている意志を伝えます。




はからずも願っていたシチュエーションを体験することになった万理華=貴恵。




涙をうるませながら蓮司のまっすぐな言葉を聞く万理華=貴恵に、千嘉と貴恵の別れに次いでグッと来ました。




この蓮司役の杉野遥亮は代役でしたが、杉野遥亮が演じてくれて良かったなと、このシーンを見て思わされました。




貴恵は、心配な弟の友利(神木隆之介)が、描いた漫画がコミック誌に載ることになり、いきいきと描くその様子を見れて安心できました。





続いては、逆に圭介が貴恵の生前レストランをやりたかったという夢をかなえました。




自宅を飾りかえてレストランのようにし、関係者をみな呼んで、貴恵が腕をふるって料理を作るのでした。




夢をかなえて嬉しがる貴恵でしたが、料理を作り終えて、楽しげに飲み食いしている人たちをじっと見ている貴恵の寂しげな表現も悲しく切ないものがありました。

石田ゆり子の表情が何とも言えず、見事でした。




料理を食べ終えた人たちが三々五々帰って行き、最後は守屋(森田望智)

貴恵は圭介をよろしくと頼みます。




麻衣が結婚してしまえば圭介は1人ぼっち。その圭介が心配でならない貴恵の思いがひしひしと伝わりました。

ここもグッと来ました。





これでもう大丈夫かと思ったら、貴恵にはまだ悔いがあって、自分が大切にしていたのに今は荒れている菜園を何とかしたいのでした。





蓮司に運転してもらい、その菜園へ。

野菜を植えて、いよいよ夜明け。





貴恵とのホントに別れの時。

圭介も麻衣も貴恵に感謝を伝えました。

貴恵の死を改めて受け入れないといけない別れ。





ここも石田ゆり子にならず、毎田暖乃のまま見せました。

私めも涙、涙でした。




今回の評価は…9





最終回も、毎田暖乃おそるべし!でした。

こんな幼くて既に大人顔負けなのが、最終回まで素晴らしかったです。