また2週休みに…「しもべえ」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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オリンピックで3週も休止になり久しぶりに第5話が放送されたのに、今度はパラリンピックでまた2週休みだそうです。




せっかく新たな展開になって、また面白くなりそうだと思ったんですがね。





NHK   金曜22時

「しもべえ」第5話


主演…安田顕

脚本…遠山絵梨香

演出…紙谷楓





この冬ドラマはいろんなドラマでアクの強いイヤ~なキャラが活躍してますね。

例えば「愛しい嘘」の野瀬(徳重聡)やりえ(松村沙友理)、「シジュウカラ」の洋平(宮崎吐夢)、そして、このドラマの和泉(池間夏海)。





辰馬(金子大地)と付きあっていて、ユリナ(白石聖)に敵愾心むき出しの和泉は、




生徒会役員なのをいいことに、辰馬と一緒にクラスの文化祭役員になったユリナ

に嫌がらせをしまくります。




演じている池間夏海にあまりなじみが無いので、ホントに性格の悪いイヤな子なのでは?と思ってしまうほどリアルに不快感を与える憎々しさでした。





そんな嫌がらせにもめげずに、亜紀(矢作穂香)や多田(内藤秀一郎)の頑張りで、たこ焼き屋は成功します。




並行して今回描かれたのは、辰馬の父親、和馬(長谷川朝晴)の過去の問題。





大学病院の医師だった和馬は、誤診した患者を死なせたことが雑誌に載り、病院を追われ、失意のまま医師もやめてしまいました。




働かない和馬に代わり、辰馬は夜勤のバイトをして家計を支えてきたのです。




この問題に関しては心の扉をかたく閉ざしてしまう辰馬ですが、ユリナはめげずに扉を叩き続け、その熱意にほだされて、




和馬に反発してきた辰馬は初めて、和馬から実は何があったのかを聞きます。





頑なな辰馬が心を開いていく過程を、金子大地が屈折した陰影のある演技で見せました。この人はもっと評価されてしかるべきだと私めは思ってます。





このあと大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に悲運の二代将軍頼家役で登場しますので、今から楽しみです。





…で、和馬が語ったのは、実は誤診し医療ミスをしたのは上司の川島教授(佐戸井けん太)で、和馬はその罪をかぶされ、雑誌にねつ造記事を書かれて病院を追われたのでした。

大学病院ならありそうなことですよね。




和馬の同僚だった和泉の父親(前川泰之)も保身のために教授の片棒をかついだのです。





卑劣な和泉は、辰馬に和馬のことをみんなにバラすとちらつかせ、辰馬はそれがイヤさに好きでもない和泉と付きあっていたのでした。





しかし、事実を知った辰馬は毅然として、和泉にもう付き合わないと告げました。ちょっと溜飲が下がりましたね。




ま~、和泉はこのまま引き下がらず、また何か嫌がらせをしてくるでしょうけど。





次回はしもべえ(安田顕)が大学病院に潜入し、医療ミスの証拠を探るようです。

今回はあまり活躍しなかったので楽しみです。




今回の評価は…8