今回を見て、現実はあんなに甘くないとか、あんな危険な職場で弱視の人を働かせるなんてありえない…と腹立たしく思われた方は、今回の記事はお読みにならないでください。
私めはあくまでフィクションとしてこのドラマを見て、ユキコ(杉咲花)を応援し、感動したのです。
このドラマの世界にもはやどっぶり浸かっている私めにとって、今回は1つの高みに至ったと賞賛したい回でした。
日本テレビ 水曜22時
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第4話
主演…杉咲花
脚本…松田裕子
演出…狩山俊輔
黒川(杉野遥亮)が獅子王(鈴木伸之)が店長のビデオショップで働きだしたので、
それに刺激され、ユキコも働きたいと言い出します。
もう姉のイズミ(奈緒)も反対はしません。
面接を受けに行ったスーパーでは店長に、人件費がいっぱいいっぱいだし、ユキコを雇うメリットがないと…と断られてしまいます。
盲学校の先生はどんな所で働きたいかを考えさせ、ユキコは常連で行っているバーガーショップで働きたいと志願します。
古株の店員紅林(吉住)は難色を示しますが、茶尾店長(古川雄大)は採用し働くことに。
やる気はあっても、バーガーショップの厨房はせわしないし、火を使っていたりして、ユキコは邪魔者扱い。
店長は障がい者雇用で国から保障が入るから雇ったんだろう…なんてカゲグチも叩かれます。
店長になぜ雇ったのかを聞くと、頑張るユキコが新しい風になって、職場の空気を変えてくれるからと答えます。
この店長、ニヤニヤしてますが、なかなか見る目のある人で、頑張り屋のユキコは前向きに頑張りはじめ、確かに否定的だった同僚たちがユキコへの態度を変えていくんです。
ちゃんと働けるようになるまで会わないと約束した黒川は、それでも心配でならず、店の外からユキコへ大声でエールを送ります。
私めはここで泣けました。
黒川の不器用な一途さと、それに励まされヘマをして落ち込んでいたところから立ち直るユキコの頑張りに、、。
普通の人と肩を並べるために越えなければならない壁がいかに多いかを、優しく温かい目線で描いていて、私めは至って素直に感動しました。
あと、今回心に残ったのは、黒川と親密になったユキコの盲学校の同級生の青野(細田佳央太)が言った言葉。
赤にもいろんな赤があるように、好きって気持ちにもいろんな好きがあるんじゃないかとアドバイスするんですが、
生まれながら全盲の青野は色を知らないはずなんです。話を合せるために赤ならどんな赤があるか学んだらしく、そんな努力も強いられることを改めて教えでもくれました。
そんなシビアさもさらりと描くところも私めがこのドラマを好きな理由です。
今回の評価は…
ここで一度出しておきます。
イズミが獅子王を好きになり、乙女になるのが微笑ましかったです。
しかし、獅子王の好きなのはまさか黒川では?
黒川に顔を近づけられ、やけにうろたえてましたからね(笑)