坂間が遂に入間って職権発動…「イチケイのカラス」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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あまりにテキパキと判決を下していくので傍聴マニアたちに「ベルトコンベアー」と揶揄される坂間(黒木華)。




そんな坂間が職権発動するのは予告でも見ていたのですが、なぜ職権発動するに至り、どんな裁きをしたのか黒木華の技量が遺憾なく発揮される回でした。




フジテレビ  月曜21時
「イチケイのカラス」第4話

主演…竹野内豊
脚本…浜田秀哉
演出…田中亮



今回、坂間が裁判長を務める事件は、遊園地のアルバイト博人(田中偉登)が売上金を盗んで逃走、捕まる前に金を非常階段からばらまくというものでした。





博人役の田中偉登は、黒木華と堂々とわたりあう演技を見せましたが、かつて「13歳のハローワーク」で主演の松岡昌宏の中学時代を演じていた子がもう21歳になってるんですね。
朝ドラ「エール」にも出ていたそうですが、これから起用が増えそうですね。




さて、事件の方ですが、施設で兄妹のように育った3人の涙ぐましい絆ゆえに起きた事件と分かっていき、





真実を明らかにすることは、彼らをツラい立場に追い込むことであり、坂間は人を裁くことの苦しさを痛感することになりました。




坂間が裁判官として成長するために必要な試練をあえて与えながら、泣いている坂間を一人にしてあげたり、




事件のきっかけとなる遊園地の事故責任の裁判を民事で再びやるよう計らったり入間(竹野内豊)の優しいフォローも光ってました。





このドラマは現実の厳しさをちゃんとおさえつつ、人情味のあるフォローも抜かりがないところが優れてますね。





裁判に勝った負けたの単純なことではない、人を裁くことの難しさを優しく、かつほろ苦く伝えてくれます。





やる気のない国選弁護人とかも、やけにリアルでしたね。
遊園地側の代理人の弁護士(前川泰之)は、被害者側の弁護士をわざわざ板谷由夏が演じてるくらいですから、また登場するんでしょうか?





冒頭に坂間の裁判の被告人で永野芽郁、広瀬アリス、遠藤憲一の3人がたて続けに出てきて驚きましたが、バカリズム監督映画の宣伝だったんですね。





今回の評価は…