思い出の連ドラ回顧シリーズ…「DOCTORS」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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医療ドラマは感動するものという固定観念がありますが、それをうまく裏切って、笑える医療ドラマという難しいテリトリーで成功したのがこのドラマでした。




2011年 秋ドラマ
テレビ朝日  木曜21時
「DOCTORS~最強の名医~」

主演…沢村一樹
共演…高嶋政伸、野際陽子、伊藤蘭、比嘉愛未、小野武彦

脚本…福田靖
演出…本橋圭太、猪原達三




なんと言ってもこのドラマは高嶋政伸演じる「卓ちゃん」の怪演に尽きます。
卓ちゃんが面白くて見続けたシリーズでした。




野際陽子演じる院長の甥っ子で甘やかされてる卓ちゃんは、医師としての腕は確かなんですが、




とにかく人としての器が著しく小さくて、ワガママだわ、臆病だわ、ひねくれ者だわ…
自己評価は高くてもかなりなダメ人間。




そんな卓ちゃんを愛すべきキャラとしてカリカチュアして演じきった高嶋政伸がお見事でした。




そんな卓ちゃんを巧みに誘導し、思い通りに操る主人公相良のしたたかさを、沢村一樹がまたうまく演じて、この組合せが絶妙でしたね。




いつも経営難を嘆く野際陽子の院長や、相良に振り回される小野武彦の事務長、卓ちゃんの忠実な正名僕蔵のチーム森山一の子分。




みな、クセ強く演じていてドラマを盛り上げてくれました。




脚本は「HERO」の福田靖。
やはり群像劇に長けた脚本家であることを、このドラマでも示しました。