ヒロインの週刊誌記者として記事をものにする1話完結のエピソードが毎回からみあって描かれるようですが、
第2話は、お仕事エピソードも、縦筋に関連した内容で、グッと縦筋が際立った回でした。
日本テレビ 水曜22時
「知らなくていいコト」第2話
主演…吉高由里子
脚本…大石静
演出…狩山俊輔
同じ大石静脚本のこの枠での「家売るオンナ」のようなテイストのお仕事ドラマを期待した視聴者には、ちょっと重苦しいというか、シリアスな方向性に戸惑いがあるでしょうね。
父親が殺人犯らしきことが分かったら、ケイトは殺人犯のDNAがある人とは結婚できないと、彼氏の野中(重岡大毅)から言われ破局という憂き目にあいます。
それを踏まえての今回は、全体に流れる空気が憂鬱な感じで、吉高由里子も抑えた演技に終始します。
私めは浮わついた演技より、抑えた演技の吉高由里子を買っているので、むしろ歓迎ではありました。
狭い料簡の彼氏の野中役の重岡大毅は損な役ですが、それに比べて良いスタンスで今も接してくれる元カレの小高役の柄本佑は得な儲け役です。
脚本の大石静も、柄本佑をごひいきなのかもしれませんね。
柄本佑は役者っぷりが最近格段に上がってますから。
DNAマッチング婚活という、タイムリーな題材を、ヒロインの葛藤とうまくからませるあたりはさすがベテラン脚本家の熟練のわざですね。
この先どうなるか、まだ評価のしようが無く、様子見です。
今回の評価は…