こういうドラマが好きです…「コタキ兄弟と四苦八苦」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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この枠の「フルーツ宅配便」や「きのう何食べた」を好んで見ていた方には、とてもオススメの作品です。




昨年の私めが好きだった作品について書いた記事でも触れたように、私めは丁寧に人間が描かれている作品が好きでして、




このドラマは、人の心の機微を丁寧に描いてくれそうです。




テレビ東京  金曜24時12分
「コタキ兄弟と四苦八苦」第1話

主演…古舘寛治、滝藤賢一
脚本…野木亜紀子
演出…山下敦弘



堅物で疑り深く慎重な兄の一路(古舘寛治)とちゃらんぽらんでいい加減な弟の二路(滝藤賢一)。



予備校の講師だったが職を失った一路の前に8年前に勘当し縁を絶った二路がふらりと現れ、



やはり無職の二路とひょんなことからレンタルおやじの仕事をすることになる…ってお話。




その二人がいがみ合いながらも、毎回ゲストの依頼人から変な依頼を受けることになる1話完結のようで、初回の依頼人は市川実日子演じる鈴木という女性。




この依頼人がいきなりインパクトがあって、待ち合わせ場所に行くと、額から血をダラダラ流しているのをハンカチで押さえている尋常ならざる状態…




かまわず歩いていく彼女のあとを、「私がやったんじゃありません」と人とすれ違うたびに言ってる一路の姿が笑えました。




こういう困らされる古舘寛治は絶妙におかしいですね。苦虫をかみつぶしたような表情が実に良いです。




このドラマは野木亜紀子のオリジナル脚本なので、古舘寛治にしろ、滝藤賢一にしろ、あて書きでイキイキとキャラを演じています。




喫茶店で、鈴木に離婚届の保証人欄にサインしてくれと頼まれ、それに対応する言動で、兄弟のキャラの対比を鮮やかに描いたのは、野木亜紀子さすがの脚本でした。




シリアスとコミカルの混ぜ具合、ドライとウエットの程よいバランス。
ベタベタしてない人情ドラマ。期待通りです。





今回の評価は…