ファンタジーとホームドラマの乖離…「4分間のマリーゴールド」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回見てつくづく思いましたが、主人公のみこと(福士蒼汰)が特殊能力を持つということで、このドラマには非現実的なファンタジーの要素が加わってしまっているんですね。





ただ、「セミオトコ」のように設定そもそもが振りきっているファンタジーと違い、このドラマの主人公のみことは、救急救命士という現実的な職業で、血のつながりのないきょうだいと暮らしているホームドラマの要素も強いわけです。




原作の漫画なら、ファンタジーと医療や家族との融合は成立するかもしれませんが、いざ生身の人間が演じるドラマとなると、なかなか難しいなと思わずにはいられません。




せめて映画館でどっぶりと入り込んで見る映画ならまだ良かったかもしれないですが…
テレビドラマだと、つい冷静になってしまいがちです。




TBS  金曜22時
「4分間のマリーゴールド」第5話

主演…福士蒼汰
脚本…櫻井剛
演出…河野圭太




廉(桐谷健太)がみことの特殊能力を信じることになるために、職場の先輩の原田(橋本じゅん)の妻(七瀬なつみ)が、みことの予言通りに亡くなるエピソードを持ってきたのは、





ま~うまいやり方だなとは思いました。
橋本じゅんの演技も良かったし…。




ただ、そこまではまだしも、みことが取った沙羅(菜々緒)への知らせ方は、あれはどうなんでしょうね。




沙羅のことを思えば、兄弟で話し合った上で、丁寧に知らせるやり方もあったと思うんですよね。
知らせずに精密検査を受けさせることも…




本人も含めてきょうだいで頑張って戦おう!みたいな流れは、どうも納得しかねました。




次回あたりで、あとは最終回だけ見ればいいか…ってことになるかもしれません。




桐谷健太も、菜々緒も、福士蒼汰も演技に力が入りがちな人ばかりの中で、至ってフラットな演技をしていた佐藤隆太が欠けたのは痛いですね。




冷静な立ち位置の末っ子役の横浜流星の存在が救いです。





今回の評価は…