日本テレビ 水曜22時
「偽装不倫」第3話
主演…杏
脚本…衛藤凛
脚本…南雲聖一
今回は、結婚記念日のディナーなのに、不倫相手のボクサー風太(瀬戸利樹)が入院していて会いたいからといって、
妹の鐘子(杏)が急病で入院したとウソを言い、ディナーの途中で抜けて会いに行ってしまう…という仕打ちにあいます。
どうにも怪しい感じだからか、探りの電話も入れる賢治ですが、きっと怪しんでるんでしょうね。
ただ、シッポをつかめないだけで…。
ドロドロしたものが溜まっていく感じで、冷静な表情の賢治が不気味です。
こういう役が谷原章介はぴったりですね。
一方、今回、葉子がなぜ不倫に走ったかが、葉子の口から語られました。
結婚したらまわりの男を見るハードルが下がったって…
なんじゃ、そりゃでしたよ。
気取ってうわべだけのディナーを食べるより、不倫相手が美味しそうに食べるカップラーメンの方が…ってのは分からなくはないですが…
無邪気な若者によろめいてんじゃないよ!
と腹が立つ反面、風太を可愛いと共感してしまう鐘子が、ちょっと面白かったです。
葉子の不倫がどうバレて、その時に賢治がどんな行動を取るのか?その興味はあります。
一方の鐘子の方の偽装不倫は、丈(宮沢氷魚)は脳腫瘍か何かで余命が少ないので、夫のいる鐘子なら…と考えているらしいのは分かりましたが、
…ってなると、コメディというより悲恋になっていきますよね。
このドラマの方向性がやはりよくわかりません。いろいろと中途半端です。
不倫だから自分は受けいれられてると思ってる鐘子の思い込みもよくわかりませんし…。
自分が独身だって言えそうなのに…としか思えないんです。
ただ、今回、演出がベテランの南雲聖一に替わったからか、これまで2回の浮わついた薄っぺらさが減りました。それは良かったです。
もう少し様子を見ます。
今回の評価は…