現代パートって要る…?「この世界の片隅に」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めの今クール期待度No.1の作品なんですが、期待度が高かったがために、あれ?って部分もあり、期待通りとは言いにくい初回でした。




TBS  日曜21時
「この世界の片隅に」第1話

主演…松本穂香
脚本…岡田惠和
演出…土井裕泰



まず、冒頭とラストに出てきた現代パートって要るんですかね?
単なる古くさい話と思われたくない…みたいなスタッフの意図なんですかね。




私めのようにどっぷりと作品の世界観に浸りたいと思っていた視聴者には興ざめにしか思えませんでした。




しかも、榮倉奈々とペアらしき、この見知らぬ青年は何者かと調べたら、芸名は古舘佑太郎って…、もしや…





そう、古舘伊知郎の息子さんでした。
しかも、所属事務所はこのドラマの脚本家、岡田惠和の事務所。





おいおい…大人の事情か…。
この手のドラマに大人の事情は持ち込んで欲しくなかったな~。
同じく岡田惠和脚本の朝ドラ「ひよっこ」にも出ていたみたいですけどね。





そんなこと調べていたので、なかなかドラマに集中できず、気がついたらヒロインすずの少女時代をやっていて、





演じているのは大河ドラマ「おんな城主直虎」で柴咲コウの少女時代を演じていた新井美羽。




また、この子か…と気になったものの、少女時代は意外とあっさり終了。
中学時代を演じるヒロイン松本穂香に交替。





松本穂香も、幼なじみの哲を演じる村上虹郎も、あまり違和感無いのには驚きましたが、





松本穂香って今までも私めが見ていたドラマにちょこちょこ出ていたようなんですが、あまり認識してなくて…




ちょっと若い頃の竹内結子に似てますかね。
つぶらで大きめな瞳とか、おっとりした口調とか…。



あまり手垢がついていない感じが、すずにはふ
さわしいとは思いました。
ただ妹への劣等感をやたら口にするほど不美人ではなく、十分綺麗でしたけどね。





ヒロインにはまだ心細さがありますが、周りは期待通りの好演ぞろい。




まず良いな~と思ったのは、尾野真千子の口うるさそうな小姑。まさに適役。
今後の嫁いびりが楽しみです。




あと、二階堂ふみの遊女の存在感も出番が少ないのにスゴかった。泣かせてくれそうです。





村上虹郎の幼なじみのぶっきらぼうながら、すずを心ひそかに慕っている感じも良いし、松坂桃李の夫も、優しい中に意志の強さをしっかり見せ、いずれも適役です。




久しぶりの仙道敦子もブランクを感じさせず、すずの母親を包容力豊かに演じており、
ベテラン宮本信子の祖母は悪かろうはずもありません。




そして、私めのお気にいりキャラは、すずが嫁いだ家の隣家の娘役の伊藤沙莉。
仏頂面ですずへの嫉妬心丸出しの表情だけで、ハートを鷲づかみされました。



この人の仏頂面、ホントに良いんです。
あんまり褒め言葉になってないけど…。




キャストは現代パート以外はナイスキャスティングです。





しかし、何話あるか分かりませんが、どうやって持たせるんでしょうね。
初回はまだ戦時下の緊迫感はありませんでしたが…。




あと、ジブリ的な久石譲の音楽、悪くないですが、ひっきりなしに流れすぎですかね。
ちょっと気になりました。




内容に不満はありましたが、キャストの好演で第1話の評価は…