このドラマ、脚本の遊川和彦が毎回こういうグッとくる見せ場を用意していて…
その仕掛けにまんまとこちらもはめられてしまいます。
テレビ朝日 木曜21時
「はじめまして、愛してます｡」第5話
主演…尾野真千子
脚本…遊川和彦
演出…片山修
これまで子供を育てていない夫婦が、養子をもらって、急に子育てをするようになったら、それは大変ですよね。
どう叱るのか？どう甘やかすのか？
その加減がよく分からない…
ついつい厳しく叱ってしまいがちな美奈(尾野真千子)の試行錯誤が今回は印象的でした。
人の親になって、美奈も信次(江口洋介)もこれまで避けていた自分の親に寛容になってきていて、そんな変化も面白く見られました。
親は自分をどんな子に育てたかったんだろう？子供を持たないとそんな疑問はわきませんね。
美奈ばかりかいつもは甘い信次まで怒らせてしまったハジメくん。
すてないでください。って書かれたあの手紙には胸をしめつけられました。
ハジメに自分はまだ子育てがヘタクソだからと素直に認める美奈の態度も良かったです。
徐々に血のつながらない親子が親子らしくなっていくのを見るのは、どこか心がなごみますね。
今回の評価は…
