なぜなら大人の事情かは分かりませんが、今回は主人公の深山(松本潤)より、立花(榮倉奈々)を立てる回になっていたからです。
TBS 日曜21時
「99.9~刑事専門弁護士~」第3話
主演…松本潤
脚本…宇田学
演出…金子文紀
第1話の記事で書いたように、このドラマは主演の松本潤をいかにもりたてるかがしっかり考えられていて、その包囲網がガッチリ構築されているわけです。
…なので、急に立花に花を持たせた感じで、深山が前面に立たない今回は、せっかくこれまで2回で築き上げてきたものをフイにしてしまう部分もあり、物足りなさの残る回でした。
犯人がすぐ分かってしまうところや、トリックか分かりやすいところは相変わらずで、これは確信犯的にそう作っているので、批判してもやむなしなんですが、
依頼人である被告(山下リオ)の生き別れの母親(麻生祐未)が自分が余命わずかなのを娘には隠して依頼しているのに、
それを弁護士が娘にしゃべっちゃうって…それはどうなの?と思ってしまいました。
いずれにしろ、深山という変人にひっかきまわされながら、まわりの人間がアシストしていくのが面白いドラマなわけで、
今回みたいだと佐田(香川照之)も活きてこないんですよね。
(競馬好きと恐妻キャラは立ってましたが…)
山下や麻生らゲストの好演でひどいものにはなりませんでしたが、やけにこじんまりとした回ではありました。
今回の評価は…
