肩のこらない弁護士ドラマ…「グッドパートナー」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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脚本:福田靖、演出:本橋圭太のコンビは「DOCTORS~最強の名医~」をヒットさせたコンビ。

…で、今回は医師ではなく弁護士の世界に。







手垢のついた医療ドラマを、医師たちを人間くさく描くことでユニークな作品に仕立て上げたこのコンビが、今度は弁護士の世界を法律事務所で働く人々の群像劇として面白く見せて、ありそうでなかったドラマに仕立て上げています。









前クールの「スペシャリスト」に続き、腕のいい職人の惚れ惚れする仕事ぶりを見るような、安心して見ていられるドラマになりそうです。







テレビ朝日 木曜21時

「グッドパートナー~無敵の弁護士~」 第1話


主演…竹野内豊

脚本…福田靖

演出…本橋圭太








脚本の福田靖は「HERO」でも検察を舞台に検事と事務官たちの群像劇をユニークに描いて成功した人ですが、今回は割りと小ぶりな法律事務所を舞台に、そこのエース的存在のパートナー弁護士、それをアシストするアソシエイト弁護士、雑務をこなすパラリーガル、そして所長と秘書といった役割の違う人々を

個性豊かに描いています。







ユニークなのはパートナー弁護士の咲坂(竹野内豊)と夏目(松雪泰子)が元は夫婦で、仕事では良いパートナーでも、私生活では喧嘩別れしたという設定。

この2人が公私混同してやりあうやりとりは、二人のキャラクターを親しみやすいものにしていて、成功しています。






竹野内も松雪も年齢を重ねてコミカルな演技もこなせるようになってきたがゆえの面白さで、そのへんに肩ひじ張らず見ることができる工夫を感じました。







この事務所は企業法務で、相手にするのは今回なら弱小デザイン会社を叩き潰そうとする大手広告会社の法務部のヤツ(手塚とおるが憎々しくて本領発揮)とその顧問である大手法律事務所の連中。







法外な値段を取る大手法律事務所の商売の仕方を逆手に取って大手広告会社の訴えを取り下げさせるという痛快な展開でした。






一時は作戦失敗と見られて、みんなから文句を言われ、あたふたする咲坂の姿が面白かったです。

気楽に楽しめる「99.9」とはまた別の弁護士ドラマになりそうです。






今回の評価は…4