それほどでもなかったタイトルバックに流れる主題歌「サヨナラ☆ありがとう」もいい曲なのだと最終回にして知ることになりました。
日本テレビ 土曜21時
「東京バンドワゴン～下町大家族物語～」最終回
主演…亀梨和也
脚本…大森美香
演出…狩山俊輔
前回、自分が喉頭ガンであることを家族に明かした我南人（玉置浩二）。歌い続けていたいために手術を拒否する
という意向を受け入れた家族は、我南人を前向きにするために…
人前で歌う場をセッティングするのですが、思うように声が出ない我南人はドタキャン、頭を丸めてしまいます。
書庫の中で坊主頭の我南人が膝を抱えて座っている姿は、胸が痛くなりました。
それでも前向きな我南人は妻の七回忌に向けて新曲を作り、家族の前で披露します。
それがオープニングに今まで流れてきた「サヨナラ☆ありがとう」
これが同じ曲かと驚くばかりのしんみりとした曲調で切々と歌うその曲は、
歌詞にも深い意味がこめられていて、
前回の「きよしこの夜」をさらにしのぐ感動で、泣けました。
聞いている家族たちも素で泣いているようで、玉置浩二の歌の力に今回もやられました。
脱帽です！
ラストはまたふらっと帰ってきた我南人を家族が「お帰り」と優しく迎える、このドラマらしいラストでした。
今回の評価は…
視聴率が低くてとても残念なドラマでした。
自然体の亀梨和也の演技も悪くないなと感心したのと、
ミムラや多部未華子、平愛梨、金子ノブアキ、平泉成ら家族がみんな作品世界を壊さない、個性的でありながらのアンサンブルで良かったのと…
そして、当初は懸念した玉置浩二が、
歌も含めて実に素晴らしかったこと。
この3点で私めの好きなドラマでした。こういうドラマは今後も残って欲しいと願うばかりです。
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