クラゲと吾郎と光石研…「流れ星」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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1週間以上遅れの記事になってまして恐縮です…





夏ドラマより期待度の高い作品が多かったはずの秋ドラマ…





フタを開けたら、期待はずれのものもあり、期待通りのものもあり、





そういう意味では期待を超えてる数少ない作品の一つが…





フジテレビ 月曜21時
「流れ星」第2話



主演…竹野内豊、上戸彩 脚本…臼田素子、秋山竜平
演出…宮本理江子





この記事のタイトルに書いた3つが、私めにとってこのドラマのお気に入りポイント。





「クラゲ」
健吾(竹野内豊)が勤める水族館でも、健吾の家でも登場するクラゲ。





光を浴びて白く透き通った姿でゆらゆら泳ぐさまは、実に幻想的で美しい…
見惚れてしまいます。





…で、クラゲって梨沙を象徴しているのでは…とハタと気づいたのです…





ふわふわと流れに身を任せて漂っている感じ…
その虚無感…浮遊感…
第1話でクラゲは流れを作ってあげないと、水槽の底に沈んで死んでしまう…という説明がありましたが…




兄の借金のために風俗嬢にまでなってしまっている梨沙の絶望的な心が、クラゲに投影されているように見えるんです。





2つめは稲垣吾郎演じる梨沙のダメ兄貴。





これまでのよくあるパターンの悪い兄貴でなく、妹に甘えてたかる…ちょっと何を考えてるのかわからない薄気味悪い兄貴を演じて出色。





こういう変な役をやると異彩を放つ稲垣吾郎という人は不思議な役者です。





今後、この兄貴がどう健吾にからんでくるか、楽しみです。





そして3つめは、今や映画、ドラマでどんだけ出てるんだ的な名バイプレーヤー、光石研演じるイメクラ店長。





最近いい人の役が増えてる光石ですが、真価を発揮するのは悪いヤツ役で…





今回の梨沙が勤めるイメクラの店長役は、性根の腐った小悪党ぶりが実にはまってます。





さすがポイントゲッターという感じ。こういう人がいないとこの手のドラマは盛り上がりませんから…





もちろん主演の2人もしっかり役割を演じていて、期待通り。
今後、どんな試練が二人を襲うのかに期待したいです。





今回の評価は…7