じっくりと死を悼む…「コード・ブルー2」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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毎回、ぎっしりとエピソードを盛り込むドラマだったせいか、今回はこの病院やけにヒマだな~と思えてしまうほど…





じっくりと田沢の死を悼む回でした。





フジテレビ 月曜21時
「コード・ブルー2」第5話




主演―山下智久
脚本―林宏司
演出―西浦正記





今シリーズは初回から、前シリーズ以上に冴島(比嘉愛未)と田沢(平山浩行)の関係を丁寧に描いてきました。





脚本の林宏司は、この田沢という人物に特別な思い入れがあるのでは…?と思ってしまうほど、





第2話の感動的な奇跡についての長ゼリフをはじめ、毎回心に残るセリフを田沢に言わせ続けてきました。




ですから最期まで冷静に医師であり続けた田沢の死も、サブキャラとしては異例の長さで今回描いていました。





延命治療を拒む田沢の臨終が迫る中、冴島の名を呼ぶ田沢を振り切って、出動要請の入ったドクターヘリに冴島は乗りこみます。





それが田沢も望んでいることと分かっているので、冴島には何の迷いもありません。





結局、出動中に田沢は亡くなります。






田沢を偲ぶ会の席上、冴島は田沢を悼むスピーチをします。





この冴島が田沢とのこれまでを振り返る長ゼリフは感動的でしたね。





受験に失敗し医師になれなかった冴島を励まし続けてくれたのが田沢でした。
私の「光」でした…という言葉が痛切に響きました。




「光」を失ってしまった冴島。
そんな冴島を、緋山(戸田恵梨香)はいつもドクターヘリで自分が座る椅子に座らせ、そこから見るアンタは頼もしくて、どれだけ私の心の支えになってるか…アンタは私の「光」なんだから、今までどおり「光」でいてよ…と訴えます。





緋山らしいぶっきらぼうな言葉だけど、ナイスな励ましの言葉ですね…





思い返せば、第1シリーズの時は新米フェローたちに競争心を持って、アンタたちにナメられてたまるか!私だって医師になりたかったのに…って態度でしたからね。





歳月が彼女たちの絆をいかに深めたかが、分かって胸を打たれましたね。






今回もう1つのエピソード、養護施設の少女と藍沢(山下智久)の話も、藍沢の優しさ、そして1人で生きてきた強さ、寂しさがよく伝わりました。





次回は父親のもとを訪ねるみたいですが、どうなりますか?





あと、やはり橘(椎名桔平)と三井(りょう)の間の子どもは亡くなってるみたいですね…





その話も出てくるんでしょう…






今回の評価は…8





ちなみに視聴率は…






16.5%
(前週比アップ0.3%)





16~17%で安定してます。
(^-^)/