菩提樹というシューベルトの歌曲があります。でDer Lindenbaumと言うのですが、そのピアノ伴奏が神です。


Lindeって日本では馴染がなかったのですが、こちらの家の近くに大きな菩提樹が立っていて、夏に継娘と一緒に、落ちた実というか花を拾いに行ったことがあるのです。乾燥させて煎じて飲むのです。


これウィキでググるとシナノハと出てきて、鎮痛、抗炎症作用があるようなのです。でも私はこのお茶の風味と臙脂がかった色が大好きで飲むようになりました。




ピアノ伴奏に戻りますが、Lindeの大木の葉のざわめきをピアノの三連符の伴奏が表しているのですが、ひとフレーズごとに16分音符+二分音符でもってその葉のざわめきが一旦止まるのね。

それがまさに枝からパラリと一つの花が落ちる感じなんです。


いやあ、この感じは実際大きなLindeの木陰で涼みながら花が落ちるところを見てみてください。今ちょうど開花の季節です。

てか、日本って何処に菩提樹の大木ありますか?お寺さんかな。ブッダがその下で悟りを開いたという所以でお寺の境内に埋められているとか。

シューベルトの歌曲に出てくるのはセイヨウシナノキですが、日本に埋まっているのは中国由来のものでしょうかね。