追悼の意も込めてポリーニ氏の演奏。
発表会が近いので、5,6分の曲を弾こうと思い、このソナタから2楽章のスケルツォを抜粋しました。

ショパンはイタリアンオペラが大好きで、BelliniやRossiniを貪り聴いていたのです。それで彼の楽曲の中には頻繁に、この曲の中間部のようなカヴァテイーナ風のアリアが登場します。ショパンの哀愁のメロディーは、朗々と歌うイタリアのベルカントを想像して弾いてみてください。
(例えばこんなの↓)
ネトレプコちゃんが歌うBelliniの‘’清らかな女神‘’

まさにゴールドのドレスを纏い女神が降臨したかと思うようなまさに神がかり(diva)なパフォーマンスですこと。

ポリーニはこの(歌)部分をサラッとやり過ごしてる感が否めませんが、まあそれは好みの問題とも言える。