お正月にはタコ上げて~
駒を回してあそびましょ~
は~やく、こいこい、お正月~
昔は三が日といえば店は暖簾を閉ざし、にぎわっているところといえば神社周辺だけでしたよね。そして、大みそかの除夜の鐘とともに、神社参拝が始まります。
こちらもクリスマス24日から26日は営業している店はありませんでした。町は静まり返り、開いるのは教会だけ。カトリックの国の民は、といってもリアしか知りませんが、24日の深夜、つまり25日の0時に教会を詣でて、ミサに参列します。
そして、賛美歌、きよしこの夜を合唱して、キリストの誕生を祝います。
きよしこの夜 星は光り
救いのみ子は 馬槽の中に
眠り給う いと安く
きよしこの夜 御告受けし
牧人たちは 御子の御前に
ぬかずきぬ かしこみて
きよしこの夜 御子の笑みに
恵みの御代の 朝の光
輝けり ほがらかに
ちなみに、この歌の歴史は意外に浅く、1818年12月24日にリア国で、イブの前日のちょっとした教会のハプニングで急遽誕生しました。その後は世紀の大ヒットとなり、世界中の言語に邦訳され、今まで歌い継がれています。
こちらはヨーゼフ・モーアによる原語の歌詞で、これにフランツ・グルーバーが一夜漬けで曲を付けたといわれています。
Stille Nacht, heilige Nacht,
静かな夜、聖なる夜、
Alles schläft; einsam wacht
すべてが眠るとき、
Nur das traute hochheilige Paar.
(Nur das traute heilige Paar.)
ただ、最も聖なる夫婦だけが目を覚ましていて、
Holder Knabe im lockigen Haar,
巻き毛の男の子を抱いている
Schlaf' in himmlischer Ruh'!
(Schlafe in himmlischer Ruh'!)
眠れよ、天国の静けさの中で!
Schlaf' in himmlischer Ruh'!