先日シワと紫外線の話をしましたが、後から調べると紫外線量って実は日本の方が多いんですね。ヨーロッパの日差しがダイレクトで痛く感じるだけで、UVが強いわけではなかった。じゃあなぜこちらの人々は肌の劣化が激しいの?

  白人の肌がもともとUV光線に弱いという遺伝子的要素があるにもかかわらず、ケアをする習慣がない。日本ほどUV保護クリームなどが売られていないということは需要がないということですよね。

 さらに日照時間が年間を通して少ないというのもあって、お日様が出たら積極的に浴びに行く傾向が強い。日差しを避けようという感覚がないんですね。あ、でもみんな目はしっかりサングラスで保護しています。

 ここで思い出すのがフランソワーズ・サガンの処女作「悲しみよこんにちは」で、美しく聡明なアンナと半玄人の赤毛のエルザの対照的な地中海でのバカンスの描写。アンナみたいな女性になりたいと憧れるセシル、などなど。

 意識高く聡明な女性は真夏の過ごし方もわきまえているということです。これ以上劣化しないよう肝に銘じましょう。