音楽カテゴリ設けた割に一件も投稿していなかった。

私はピアニストで、教えたり、伴奏したりしながら生計を立てています。そして年に一回は自分のためにリサイタルをして、何とかピアニストととしての肩書を保っています。

先月ピアノリサイタルを終えてから、なんと5週間もまともに練習していません。そろそろ練習を再開しないと腕がなまるので、ショパンのソナタ二番b‐Mollを始めることにします。

一年後のリサイタルのプログラムはオールショパンを考えていて、そのうちの一つがこのソナタです。

ショパンは二曲のソナタが有名で、三番のh-Mollは何度も本番で弾いたことがあるものの、二番は初チャレンジです。三番のほうがスケールが大きく、複雑で、めちゃ研究意欲を掻き立てられるので、幾度となく勉強しなおしています。2007年に弾いた録音が残っているので、ここで、聞き比べをしてみようと思います。

まずは、アルゲリッチの2020年最新録音盤。

どうです、このスケールの大きさ。久々に唸らされる演奏でした。御年79歳ですぞ。ユーチューブ見てるとピアノソナタはこれまでに何度も録音してるようです。愛着なのか、挑戦なのか。

 

そして私の2007年のリサイタルのライブ録音。最終楽章に痛い間違いがあるので自分で数小節トリミングしています。一楽章にもいまいち弾きこなせてない箇所がまだありますね。手が届かない場所をアルべジオにして弾いてるからテンポにはまらずばらばらになってる。これもまた練習しなおしたくなってきた。よし!2021年リサイタルのプログラムの前半に二番、後半に三番を入れて、そのあまりの時間は、私が個人的に愛する珠玉の小品を宝石のようにちりばめたい。英雄ポロネーズ、幻想即興曲、プレリュード第8番。マズルカ一曲、ノクターン一曲、革命のエチュード、バラード4番。ノクターンはどれを弾くか考えないといけない。スケルツォ二番を入れると長くなりすぎちゃうかな。