「ねえ僕の歯何本あるか数えてみてよ、いーーーー」とするので数えたら5本だった。


旦那の歯がやばい話はしましたが、あれからまた一本また一本と抜けて、5本しかなくなってしまった。


昨日、豚ロースのソテーを出して、旦那に歯を見せられ、ハッとしたのだ。

そいえば私、歯のない旦那に寄り添っていなかった。旦那が私が用意するものを完食せず残すのでイライラしてたのだが、単に食べられなかったのだ。


「おばあちゃんはどて(歯茎)で噛んでた」、と母から聞いたことがあり、割と早くから歯を失った祖母のことを思い返せば、食べられるものを選んで食べていたのだ。そういえばお肉などは食べていなかった。でもかりんとうやお煎餅も食べていたと思うのだが、実は溶けるまで舐めていたのか??


そういうことをすっかり忘れて、食べ物を残す旦那に腹を立てていた。


洋食って、確かに硬いものが多い。パンもパスタも硬い。焼いたお肉も、ソーセージも硬い。

全く考えていなかった!

てか、旦那を批判する前に自分はどうよ?

猛省する反面で、一抹の寂しさを感じる。


67歳にしてもう赤ちゃん返り。もともとある幼児性に最近拍車がかかってるし、子育てしたことのない私に介護が近づいてきた。


でもそう考えると腹立ててもしょうがないかな、と思えないこともない。