新しいフランス語講座 | フランスの片隅でのんびり暮らし

フランスの片隅でのんびり暮らし

フランス人夫と2017年生まれの息子と、フランスの田舎で暮らしてます。日々のこと、自由に綴っていきます。




火曜日から始まったフランス語講座。

運営会社を変え、別の場所に通い始めた。

私はOFII(移民局)のレッスンからポールオンプロワ(職安)のフランス語講座はずっと同じ運営会社だったし同じ先生でやってきた。


その先生はわかりやすくて、ゆっくり、ハッキリ話してくれる。


夫の発音や義母たちの発音では聞き取れなくてもポリーン(担任)の説明や発音だと理解できたりしていた。そして、めっちゃ親切だしね。


だから、新しい先生って、どうなんかなーと心配していた。しかも今回の運営会社は厳しいみたいだし。


2回遅刻したらクビって言われていてガーン
時間も厳しいし、休むときの書類もちゃんとランデブーの相手のサインとかも必要みたい。病欠の場合は医師の診断書がいるし。


まあね、前回が楽すぎて
それに慣れてしまい感覚が麻痺してるけど

日本で仕事するってなると、遅刻厳禁だし、医師の診断書とかは当たり前のことなんだけどねー





で、迎えた初日。

8:30スタートで絶対に遅刻してはいけないって聞いてたので8:15に着いた。


学校の建物には鍵がかかっている、、、
前で2〜3人が待っていた。


8:20〜8:25くらいで、前のフランス語講座のクラスメイトたちがやってきた。他にもたくさんの人がきた。

でも、建物は開かない、、、、


鍵あける当番の人が遅刻してるんだろう真顔


8:35やっと鍵を持った人がきた。


ってか、時間厳守!って言ってたよね!?
学校側が遅れてるやんゲロー



なんだ、この学校、、、、


って思いながら部屋に入る。

そして担当の講師がきた。
あっガーン遅刻してきた鍵を持ってたマダムやん!!!


まあ、イースター休暇明けの日だからね。
こんなこともあるよね。




で、初めは自己紹介から始まった。
私は前のフランス語講座からのクラスメイトと一緒に学校を移ったので私を含む5人は知っている。

その他に前からいる人?が7人くらいいた。


私が自己紹介で日本人だというと先生は

「中国人やタイ、ベトナムなどのアジア人は今までいたけど、日本人はこの学校では初めてね」

と言っていた。

やっぱり日本人の少ない地域らしい、、、、キョロキョロ


で、私たち新しく入った組は実力が知りたいからとテストを受けることに。
A1〜B1レベルのテスト。最後の問題は書き問題でしかもB1レベルだから、難しいと思うと言われていた。



新入り組がテストをしている間、残りの人たちは別の内容でレッスン開始。テーマは人の個性についての言葉を勉強していた。




ってかね。
今回の先生。。。。

めっちゃ早口なの!!!
フランス語が早すぎて全然、何を言ってるか理解できないガーン


しかもハッキリ話さない。
聞き取れないし、知らない単語ばかり使う。


はじめは、私が慣れてないだけかなー。みんなは理解できてるんだろーなって思ってた。
(今回一緒に入ったクラスメイトは私と同じレベルくらいだし)


先生の自己紹介もだし、学校の説明もだし

フランス語が早すぎて、ボソボソ言ってるし、半分くらいしか理解できなくて、、、


はーあ、ポリーンが良かったなー。
この先生、嫌だなー。
もう通う自信ないなー。やめたいなー。


ばかり思ってたチーン初日から。。。
ネガティブ絶望


まあ、それでも一度入学して通うと決めたから、やるしかないんだけど、、、


とりあえず試験をやっていた。


途中で先生が受験者に説明するけど、説明が早すぎて、わからない、、、、


で、最後の方の問題に差しかかり、やっぱり難しすぎて解けない。。。。

問題文の意味もよくわからない。

タイ人のナタリーが私に

「この問題わかる?」と聞いてきた。


私が
「わからない」と答えると


それを聞いていた先生が

「わからないはダメ!毎日の授業でわからない事を残して家に帰るのはダメ。すべてを解決しないといけない」

みたいに言ってきて




たしかに、それは正論なんだけど


正論って、いつも誰にでも正しいとは限らないよね。まあ、正しいって書くんだけども、、、

なんか、そんなんじゃ割り切れないことも世の中にはある。人間だもの。




何回説明されても、わからないものは、わからない。私はそんなレベルじゃないし、説明が難しすぎてわからないんだもん。



他の人も問題の意味がわからず?答えも書けず
(そんなにフランス語の語彙力はない)

「もうフリーズした」って言い空白にしてると


先生は「解きなさい」と言うチーン


私たちに難しすぎるのは知っていると言いながら、解けと言う。。。。。


私は問題がわからなかったから、もう一度内容を説明してもらった。でもやっぱり理解できない滝汗説明が早すぎて




だから思い切って


「あなたのフランス語は早すぎて私には理解できない。私は語彙も少ないし、私には難しい言葉ばかり」

と、拙いフランス語で言った。


一瞬だけ、ゆっくりになったが
それに対する回答もその後の問題文の説明もやっぱり理解できなかった。



もしかしたら、先生なりに簡単な言葉に変えて説明しなおしたのかも?
私にはその違いさえ、わからなかったけどチーン





私はここ数日、花粉症で
頭はボーっとしてるし、目はシュバシュバするし、鼻水でるし、、、、

それに加えて、わからないフランス語のシャワーを浴びて



もう、ここに存在するだけで苦痛チーン


早く帰りたい、、、モードになっていった。



問題の意味は理解できたか、わからないけど、とりあえず全部は埋めて、テストを終わらせた。


そして、前からいた組のディスカッションに参加した。



すると、議題は「自由」についてゲッソリ



フランスのスローガンで
「自由、平等、友愛」というのがある。


その「自由」は何だと思う?と先生が言う。



いやいや、テーマ難しすぎるわ滝汗



みんなが、思ってる「自由」について話すんだけど

先生は

それは、この場合の自由とは違うわ

みたいに言ったり、、、

そんなん言われたら言いにくいやんゲロー



もう、みんな答えられなくて止まっていると


いつも、考えることをしないといけない。
フランスでは、自分の意見を持って、それを言わないといけない。
だから、何に対しても、いつも考えるように


みたいな事を言っていた。



うわ〜なんか、私が思う

ザ・フランス人 って感じチーン



議論好きで、常に自分の考えを持ってないといけない。自立してないといけない。みたいな考えの人。。。。



いや〜、フランス語が拙い移民にそんな議題は難しすぎじゃない!?

これが日本語だったとしても、難しいわっ!!



日本語で、基本的人権についてや自由権について話す機会なんて、ほとんどないし!
言論の自由や宗教選択の自由とか、、、私たちでもあまり話さないのに、初心者の外国人にそれを求めるなんて、、、、チーン



夫に帰ってその話をしたら
「その議題は難しすぎるね」って言ってた。フランス人でも難しいのに。



みんながフリーズしてるから、次の話題にいくかと思ったら、一人ずつ当てて意見言わせるし、、、、、



最後の方は

車を運転する。運転をするのは自由。
どこに行くかを決めるのも自由。
でも、止まれの標識で止まらないといけない。赤信号でも止まらないといけない。
それを止まらないというのは、それは自由ではない。みんながルールを守らないと事故になる。
自由にも色々あるのよ。


みたいに言ってて、、、、
いや難しいわっ。結局何が自由だと言いたかったのか理解できなかった。私が理解できたのは半分くらいかなー。





前からいる人たちは、フランス語が結構話せるのかなーと様子をみてたんだけど


移民クラスは第二言語がフランス語のアフリカ系とかいるから、話せるけど読み書きできないパターンもある。そういう人は、難しい話はできないが普通にフランス語を話せる



どうやら、そんなにフランス語がうまくなさそう!!私よりは話せるけど。。。




そんな生徒たちなのに


先生と生徒のレベルの差が大きすぎ絶望




初日から、なんなんだよー。
もう、ほんと「帰りたい。やめたい」ばかりが頭の中を駆け巡ってた、、、、、



続けれるかな、、、
まあ、2ヶ月だし、、、


先生に慣れてないだけかもしれないしね。



前にポリーンと面談したときにポリーンが言っていた。

ポリーンは、イタリア語を勉強した。イタリアにも留学した。

その時に大変だったことがわかるから、生徒たちの難しさがわかるって言ってた。

自分はボキャブラリーが少ないから初めは話すのが嫌だったけど、周りには「どんどん話せ」って言われた。それって難しいよね。でも大事なことなんだよって言ってた。


経験者だから、わかるってのもあるし説得力もある。

うちの夫も、大人になって日本語を勉強した人だから私のフランス語の歩みが遅くても文句は言わない。別言語を習得する難しさを知ってるから。


義母とかは

フランスに住むんだから、フランス語を話すのは当然。
1日1フレーズずつ覚えたら、数ヶ月あればフランス語話せるようになるわ


って言う。
言語習得なんて、そんな簡単じゃないのに。 若い時ならまだ良いけど、私みたいに40過ぎてフランス語を勉強するのは難しい。脳が衰えていってるから、、、、

息子みたいに乾いたスポンジのように、どんどん吸収できないし悲しい



だから、今回の先生は
別言語を勉強したことなさそうだなーって感じた。英語は少し話せるようだけど、英語って学生時代にやらされるしね。そうじゃなくて、新しく言語を勉強したことは無さそう。



私がいま日本に戻り、
入国管理局とかの窓口や、職安の外国人専用担当や、市役所の移民課みたいなとこで働いたら


めっちゃ親身になって対応できるのにー!!

ゆっくりな日本語で、簡単な子供にもわかるような話し方で話すのに。


フランスの公的機関のフランス人たちも、フランス語が早くて難しい言葉を使うって周りが言っていた。私はいつも電話は夫に頼むから、その洗礼を受けてないけど。


たしかに、市役所とかで電話問い合わせすると、かたい言葉を話すよね。それが仕事してたら普通だし。ビジネス用語を使うし、専門用語も使うし。


でもカタコトの外国人には親切じゃないもんね。

色々、経験してわかることがある。




私はポリーンしか知らなかったけど、ポリーンは良い先生だったらしい。
他のクラスから編入してきた人は前の先生が全然良くなかったって言ってたし。



私はただラッキーだっただけみたい。


でも、良くない先生に当たるのも、また経験。
生きていくと、いろんな人がいるし。

日本で仕事してても、理不尽なことや、苦手な人はいる。

フランスにきてからの私は、好きな人とだけ関わってきたからな。小さい世界だけど。


それでいい、心が疲れないし。

でも、仕事をしていくなら、そうも言ってられない。ちょっとずつ自分を厳しいポジションに置くには良いキッカケなのかも

って思うしかない(ポジティブに)


ブログに書いたら、少しは考えが前向きになったなー。それまではネガティブな発想しかなかったけど、、、




はあー、でもやっぱり行くのは憂鬱ショボーン