こんにちは
韓国暮らし7年目のしまぐらしです
追記あり
義母のお葬式について
前編、後編としてまとめておこうと思います
自宅で亡くなったため、医師による診断、警察による取り調べが終わってから、お葬式、お墓(納骨堂)の手配となりました
お葬式のコーディネーターさんにお願いして正解でした
私はその間、友人宅から預かっている植木鉢を他の友人宅へ持って行ったり、家のことを片付けて、オットの友達の車に乗せてもらい、お葬式場へ移動しました
韓国のお葬式場は大半が病院の敷地内にあります
義母はカトリックだったので、カトリック病院の中のお葬式場になりました
韓国のお葬式は三日葬(삼일장)と呼ばれ、亡くなってから3日間かけて葬儀が行われます
その間、基本的にずっとお葬式場にいるため、洗面道具、着替え、足のむくみをとるソックスなど必要なものを持って行きました
三日三晩、弔問客を迎え入れ食事を振る舞う韓国のお葬式...
弔問客はまず受付で名前の記帳をしてから
焼香もしくは献花をします
弔問客は故人の友人、兄弟、親戚だけでなく
子どもたちの友人、職場の上司、同僚
子どもたちの配偶者の友人、職場の人たち...
それぞれが都合の良い日時に来てくださるのですが
日本の一般的な70代の親世代のお葬式よりもはるかに沢山の人が来てくださってびっくりしました
オットの会社の人だけで79人来てくれました
私はよくわからなかったので、オットの友人に相談して、お世話になっている職場の代表、韓国人の友人代表、島に住む日本人の友人代表にだけ連絡をしました
日本では義母が亡くなっても友人にまでお葬式のことを伝えないので、とても変な感じがしましたが、こちらのお葬式はそういうものなんですね
オットとは元々職場結婚なので、オットの会社の人たちは知っている人が多く、オットのためにたくさんの人が来てくれたことがとても有難くて、オットでなく、私が「来てくれてありがとう〜」と泣いたのでした😭
しょっちゅう一緒にいる仲間が多すぎて、元気いっぱいアベンジャーズのように現れるので、彼ら、彼女らが来るたびにウルウルしてました
もちろん仕事だけのお付き合いの人たちもいるわけですが、それ以上の人たちはある意味運命共同体
彼ら、彼女らのピンチの時は私たちがアベンジャーズのように支えるということです
焼香、献花の後、遺影に向かって韓国の祭礼で行う膝をつくお辞儀(큰절 クンジョル)を2回します
クリスチャンの人たちは立ったままお辞儀をします
弔問客が誰かによって、遺族側の立ち位置がローテーションのように代わりました
例えばオットの職場の人の場合、祭壇に近い場所にオット、その隣が私、義姉夫婦、義妹夫婦のように立ち
義姉の職場の人の場合、祭壇に近い場所に義姉夫婦、私たち夫婦、義妹夫婦という風に立ちました
義父はいたり、いなかったり...
その後、遺族と向かい合い、クンジョルもしくはお辞儀をしてから、来てくださったことに対しお礼を伝え、食事の席に案内をします
このキッチンには配膳担当のおばちゃんたちがいてくださるのですが、いない時間帯は自分達でというスタイルでした
初日は18時から1時間延長して23時まで、2人いてくださり、2日目は10時か11時から22時まで3人いてくださりました
ご飯、ユッケジャン(お汁)、おかず、果物、お餅、お酒のおつまみがあり
冷蔵庫には水、ジュース、コーヒー、ビール、焼酎、マッコリなどいろいろ入っていました
私たちも基本的にここにあるものを食べるのですが、私は初日の夕方、翌日の朝、夜遅くと3回、お世話になりました
弔問客への挨拶で食事どころではなくなるので、人が少ない時間帯にきちんと食べていた方が良さそうでした
写真は他の方のブログよりお借りしました
初日よりも2日目の方が弔問客が多いと聞いてはいましたが、こんな豪雨の中、本当に沢山来てくださって、ありがたかったです😭
流石に24時を過ぎると弔問客はいなくなるので、1日の反省会のように家族で話して横になる
そんな日が2日続きました
日本の祖母のお葬式の時は遺族の控室が畳みの部屋になっていて寝具が2セットぐらいあったのですが
こちらの控室は小さいオンドル部屋(床暖房の部屋)で布団もありませんでした