韓国暮らし2年目のしまぐらしです
韓国観光公社 在韓日本人ネットワークのツアー1日目の続きです
お昼ご飯をいただいた後、バスで約10〜15分🚌
九龍浦 近代文化歴史通り 구룡포に到着しました
1910年から1945年までの35年間、韓国は日本により植民地として統治されていました
植民地となった1910年、香川県をはじめとする瀬戸内海の不漁、貧困に悩んでいた漁村の人たちが九龍浦に行けば大漁だということで次々と集団移住をしてきて、日本人が住む町として栄えたのだそう
生きていくため、家族を養うために故郷を離れた日本の人たち
日本人が移住してきたことで道路を含めインフラの整備が進んだ九龍浦
整備されたのはきっと一部だけ...
現地の人のどれだけ時間がかかったとしても(もしくは貧しいままだったとしても)植民地にされるよりは良かったという気持ち
貧しかった時代の日本、韓国両方の国の人の気持ちを考えると、胸が痛みます
二度と他の国の植民地になることはないよう後世に伝えていくために、また観光資源として町を再現したのだそうです
なかなか重〜い気持ちになる場所ですが、浴衣のレンタルをしているお店があって、浴衣を来て歩いている人が結構いました
その後、再びバスに乗ること🚌30分弱
POSCO ポスコ歴史館 포스코역사관に到着
企業の歴史館や博物館があまり見られない韓国ではちょっと珍しい存在
それもそのはず
POSCOは1973年、植民地として統合したお詫びとして日本が資金、技術を提供し、当時の朴チョンヒ大統領主導で設立されました
日本からの賠償金を鉄鋼メーカーを作ることに使った背景としては国の成長にインフラ整備、インフラ整備には重工業の発展が必要だったからです
日本が植民地として統合していた時、山、川が多い北(今の北朝鮮)は工業を中心に、作物が育ちやすい南側は農業中心に日本が開発をしていました
戦後、北朝鮮と韓国として国を2つに分断されて、韓国は農業国としてスタートせざるを得なかったことからインフラ整備、重工業の発展が必須だったのです
日本からの資金(無償、有償あり)と他の国の会社から借りたお金と新日本製鉄など日本の鉄鋼メーカー3社の技術提供によりできたPOSCOはその後の韓国の経済発展に大きく貢献しました
POSCOができて韓国が他国に対して鉄を安く売るようになり、日本の鉄鋼業に打撃を与えたことなど
九龍浦に続き、すごく考えさせられる時間でした
さてさて、この歴史館
日韓の歴史抜きで見るとすごく興味深い内容でした
会社のビジョン、すごく良い
昔の事務所が復元してあったり
この歴史館がある辺り一帯は全てPOSCOの敷地で工場以外にテニスコートなどもあって1つの町みたいでした
ポハン観光③に続く
九龍浦 近代文化歴史通り
■住所:慶尚北道 浦項 南区 九龍浦邑 九龍浦里(경상북도 포항 남구 구룡포읍 구룡포리)
■電話番号:054-276-9605
■アクセス例:①ソウル駅からKTXで浦項駅へ(約2時間20分所要)②浦項駅からタクシー(約40分所要)
ポスコ歴史館
■住所:慶尚北道 浦項市 南区 東海岸路 6261 (경상북도 포항시 남구 동해안로 6261 포스코본사 )
■電話番号:+82-54-220-7720、7721
■入場料:無料
■利用時間:平日 9:00~18:00, 土曜日 10:00~17:00
■休業日 :日曜・祝日
■アクセス例:①ソウル駅からKTXで浦項駅へ(約2時間20分所要)②浦項駅からタクシー(約30分所要)
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