「フランス革命」についての話ご紹介 | KOBONBLOG

「フランス革命」についての話ご紹介

お疲れ様です。

暑い日が続いていますが、時おりにわか雨が降ったりして不安定な気候です。

私の方はお盆休みまで夏期講習で忙しい日々を送るようになるのですが、世の中はオリンピック話題で賑わしく結構なことです。


さて、ネット上ではパリでの開幕式の「???」な左翼的な悪趣味的趣向から、何やら色々議論百出しているような感じです。

そんな中、池田信夫氏がアゴラに連続して投稿している「フランス革命考察」が読み応えがありまして素晴らしいのです。

で、ご紹介したいと。



 

(池田 信夫、2024.07.28)

 

(池田 信夫、2024.07.30)





私はこの池田氏の論考を非常に高く評価するのですが、一方、これに反するフランス革命についての見方もありまして、ご紹介したいと。

それがあの八幡和郎氏のFacebook上のご意見なのです。



八幡和郎Facebook
「マリーアントワネットの首が歌ってた「サ・イラ」は『宮さんみやさん』のフランス版だといったら歌詞しらない人もいたので紹介します。明治維新はフランス革命のおとなしい子どもですから、安倍さんが主賓でまねかれたのも当然です。幕末維新の人たちにとっての憧れはナポレオンとフランス革命だったのです。慶喜だってフランスの軍服着てたのですから」

「マリーアントワネットは二重国籍でなく純粋にフランス国民であり国を母国に売った国賊です。フランス革命は現代の世界における無条件の正義ですからなんの問題もありません。感覚的にグロテスクなことはともかく政治的には問題ありません。オーストリアは自ら送り込んだ王妃と通謀して他国を侵略したのですから文句言う立場でありません」
<以下略>




八幡氏は池田氏のような「フランス革命を高く評価すべきではない」という考え方には強く反発するような格好で、「世界標準の見方」の方をこそ採るべきというスタンスです。つまりはこの件では池田氏と八幡氏は大きく異なる見方をしているということになるのです。


はてさて私としましてこの件、池田氏の見方をヨシとするのですが、一方、八幡氏の見方、つまりは「フランス革命を大きく評価する見方こそ世界標準であろう」という見方につきましては、(そうかもしれない)とも思えるのです。
ただ、「その世界標準の見方こそが正しい」ということについては違うと思うのですが。

 

そしてまた、ここがややこしいところではありますが、八幡氏は「そういう世界標準の見方を正しいとするスタンスこそが、歴史修正主義と言われないためには必要なスタンスであり、それに異議を唱えることは、世界から日本がどう見られるかという点で大きく国益を毀損することになる」というご主張には首肯するのです。安倍元首相もずいぶんその点には気を遣っていたことも事実でしょうし。

 

そして池田氏は、この点では「学術的には世界標準の見方が誤りである。歴史修正主義と言われるからと言ってその認識を変える必要はない」、「いずれ世界は誤った認識を変えることになる」ということでしょうか。

いやいや、そういうことでありまして、「世界の見方」、「事実の価値判断」ということにつきましては、もう千差万別、百人百様のことになっているというのが現実世界のあり様でしょうか。





それと、八幡和郎氏のFacebookに「宮さん宮さん」の動画が紹介されておりまして、私は(おぅ~!)として視聴したのです。

小さい頃にどこかで聞き覚えのある歌なのです。

(なるほど~、こういう歌だったのかぁ~・・・)として感慨深く聴いたのです。


 

(3分11秒)
宮さん宮さん(みやさんみやさん)
作詞:品川弥二郎
作曲:大村益次郎

宮さん宮さん
宮さん宮さんお馬の前に
ヒラヒラするのは何じやいな
トコトンヤレ、トンヤレナ
あれは朝敵征伐せよとの
錦の御旗じや知らないか
トコトンヤレ、トンヤレナ
一天萬乗の帝王に
手向ひする奴を
トコトンヤレ、トンヤレナ
覗ひ外さず、
どんどん撃ち出す薩長土
トコトンヤレ、トンヤレナ
伏見、鳥羽、淀
橋本、葛葉の戰は
トコトンヤレ、トンヤレナ
薩土長肥の 薩土長肥の
合ふたる手際ぢやないかいな
トコトンヤレ、トンヤレナ
音に聞えし關東武士
どつちへ逃げたと問ふたれば
トコトンヤレ、トンヤレナ
城も氣慨も
捨てて吾妻へ逃げたげな
トコトンヤレ、トンヤレナ
國を迫ふのも人を殺すも
誰も本意ぢやないけれど
トコトンヤレ、トンヤレナ
薩長土の先手に
手向ひする故に
トコトンヤレ、トンヤレナ




いやいや、八幡和郎氏にも「カンパ~イ!」、なのです。

グッジョブです。


ご紹介まで。

ではでは。