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トランプ氏インタビューを視聴して…
おはようございます。
雨降りの朝です。
今日は一日ややこしいお天気のようですが、それでも穏やかな陽気のようで有り難いのです。
いやいや、ついに今日は「4月1日」です、4月突入です。
速いです、速過ぎです。
さて、昨日はアメリカの中東外交史についての伊藤貫氏の話を話題にしたのですが、今日は「パレスチナ問題」についてちょいと興味深い別の動画をご紹介したいと思いまして。
なんと、トランプ氏がイスラエルメディアの取材に答えてインタビューを受けているのです。
Israel Hayom The interview (日本語字幕)
(11分09秒)
私はこのトランプ氏の話を全然高く評価などしないのです。むしろあまりに露骨で正直すぎる「自己アピール」には辟易するのです。しかしそれでも次期アメリカ大統領に「なってしまうかもしれない人物」ではありますので、無視していいことはないのは当然のことでしょうか。
とりあえずトランプ氏は、「私はお前たち(イスラエル)の味方だ。なので当然応援する。しかし、まずは戦争を止めろ」と主張しているのです。
とにかく、「まずは平和を実現せよ、戦争を終わらせろ」と。
そしてイスラエルに対して、「注意しておけ、あなたたちは世界の多くから支持を失っている」と警告もしているのです。
おそらくトランプ氏には「戦後復興のプラン」など何もないのです。
とにかくトランプ氏は目先「アメリカ大統領選に勝つこと」だけが至上命題であって、それ以外のことは「それに資するか無意味なことか」のどちらかでしかないのでしょう。
このインタビューはそういう意味で、長期的な政策など二の次三の次で、「とにかく目先戦争を終わらせる」ことだけが自分にとってのプラス要因であり、故にそれだけを前面に押し出しての応答であったということに過ぎないのだろうと思われるのです。
本音はまさに「ユダヤロビーからの支持を取り付ける必要がある」であり、「同時にイスラエルが世界から支持を失っていることは困ったことだ。なので彼らもそれを弁えて行動してくれないと困る。でないと私の再選にはマイナスになるからな・・・」ということだったのでしょう。
いずれにしても、バイデン氏が再選されようがトランプ氏が返り咲こうが、こと「中東政策」という点ではもう似たようなことにしかならないのでしょう。
つまりは、アメリカは完全に迷走し続けるということで。
増田悦佐氏が氏のブログで、「アメリカは2027,8年くらいから政治経済ともガタガタになって行くだろう」という予想を述べているのですが、私もその見方に同意するのです。
20世紀後半(1945年)から21世紀前期までの80年間ほど、世界は第三次世界大戦級の大波乱を経験することなく、まぁまぁの平和の中で暮らせていたのですが、どうもここに来てついにカタストロフィー級の世界大混乱が見えて来そうな感じなのです。
世界一の超大国であるアメリカが、おそらくヘロヘロになって衰退して行くのです。
このアメリカの衰退は今の時点でのアメリカのメチャクチャさ加減を見ればもう納得なのです。アメリカは内部崩壊的にメチャクチャへの道を歩んでいるのです。そんなアメリカがメチャクチャになるのですから、世界全体がどうにもメチャクチャになるのも不可避なことだろうと思えるのです。
さて、私は今の時点ではトランプ氏は勝てないように思えているのです。
根拠はないのですが、どうも、感覚的に。
世の中的には「もしトラ」だとか「ほぼトラ」だとかいう言葉があるようですが、どうなのでしょうか。
アメリカ国内ではトランプ氏の熱狂的支持者が多くいるようには見えるのですが、スイングステートでどう動くかなどは微妙過ぎて誰にも予測できないのでないでしょうか。
結局今回もバイデン氏が再選ということに落ち着くのでないかと予想されるのですが、ただ、世界にとってはトランプ氏がアメリカ大統領である方がよりマシかもしれないのです。
トランプ氏は人格的には全然相応しくない人物ではあるのですが、その政治はバイデン氏と比較するなら「ちょっとはマシ」であろうかと。
しかしバイデン氏は、私の目からみてあかんなと。
昨今のアメリカ社会の「メチャクチャ化」を見るなら、もうそれは明らかであろうかと。
人格的にはいいのでしょうが、政治政策的には買えないと。
移民政策についても外交政策についても。
う~~む・・・、
大統領選、どういう風に転がって行くのでしょうか・・・。
そしてアメリカ、世界、日本、どういう風に転がって行くのでしょうか・・・。
ご紹介まで。
ではでは。
【ご参考】
◆増田悦佐ブログ◆
(2024年3月29日)
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5~10年後には「あんなバカげたエネルギー浪費に血道をあげた時代もあったね」と平和に振り返ることができれば、上出来でしょう。ですが、私は2027~28年には、アメリカの政治・経済・社会が壊滅的な打撃を受ける大崩壊がやって来ると確信しています。
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