アメリカ大統領選、雑感 | KOBONBLOG

アメリカ大統領選、雑感

おはようございます。

予報では「晴れ」なのですが、何やら朝からずっと曇り状態でイマイチのお天気です。

さて、アメリカではスーパーチューズデーなるビッグイベントがあったようで、今朝の朝刊にも「「ヘイリー氏撤退表明」なる記事が大きく取り上げられていたのです。

私はここ最近ほとんどアメリカ大統領選については大きな関心をもてず、ほとんどのニュースを横目で見ながらスルーしていたのです。

ですので、新聞情報以外にはあまり興味深い知見や予想や分析なども目にすることはなくいたのですが、今しがた、YouTubeの方から「お薦め」で次の動画が出て来たのです。

で、ちょいと視聴してみたのです。
それが意外と聞きごたえがありましたので、ご紹介したいと思いまして。

何のことはない、それは昨夜のテレビのニュース番組なのです。

「BSフジプライムニュース」なる番組です。




※)私にとってこの番組は「見られない(視聴不可)」の番組なのです。理由は簡単でして、夜の8時~は塾の仕事中ということでして。もちろんビデオ録画しておけば見れるのですが、そんな面倒なことはしたくないのです。ですが、何やらYouTubeではそれが見られるということなのです。いやいや、見てみれば確かに「早送り」は出来ますし、「再生速度」も1.5倍とかにできたり、コマーシャルもないし、ななかな都合の良い話になっているのです。(こりゃこれからYouTubeで見るに限るなぁ…)などと思っているのです(余談)。


で、内容なのですが、アメリカ大統領選についての予想や分析なのです。
(前後編に分かれていまして)



BSフジ プライムニュース

2024/3/6放送<前編>(36分48秒)


BSフジ プライムニュース

2024/3/6放送<後編>(28分49秒)




いやいや、そうですか、そうですか、そういうことになっちょるのですが、なるほどぉ~~、と。


私なりにポイントを整理しますと、

〇トランプ氏の裁判関係はおそらくあまり影響ないだろう、影響あるとするならそれはトランプ氏の「選挙資金の枯渇」に繋がるというマイナスが考えられる、いずれにしても重要な裁判の判決は選挙後にしか出ない
〇予備選の今ではトランプ氏に勢いがあって、本選でもバイデン氏に勝つように見えているが、実は本選では全然違う様相になる
〇ポイントは「バイスプレジデント(副大統領候補)次第」になるだろう、民主党ではカマラハリスの不人気がアキレス腱になっている、トランプの方が誰になるかでずいぶん変わる
〇いずれにしても最大のポイントは接戦州次第、それが全然見通せない、結局「予測不可」ということ




ということだったのですが、聞けば(なるほどねぇ…)となるのです。

そしてやはり最大のポイントは「接戦州次第」ということなのです。

どれほど全米での支持が多くても、接戦州で後塵を拝するならばその候補は負けるのです。それはもう過去の選挙で何度もあった光景なのです。

なので、仮にトランプ氏が全米の得票数では圧勝しても、接戦州でバイデン氏に負ければ、全て水の泡になるのです。(もちろん逆もまた真なりなのですが)

そしてその接戦州がどこなのかも、もうすでに事前に分かっているのです。

ウィスコンシンやジョージアやアリゾナや、などなどです。

 

 

※)スイング・ステート
 

 



カリフォルニアやニューヨークなどの民主党の牙城ではバイデン氏勝利は確定ですし、中西部ではトランプ氏勝利が確定なのです。

極論すれば、「そんなんやったらもう全米レベルでの選挙など必要ないだろう、その接戦州だけでやってればいいだろう!」ということなのです。(もしそれが実行可能なら、そっちの方がよっぽど合理的なのです。しかしそれができないのが民主主義的システムのバカなところでしょうか)


そういうことで、事実上、バイデンvsトランプの選挙の行方は、おそらく「予言者」にしかできない話のようです。

つまり、合理的推論やロジックやデータを駆使した諸分析を踏まえての「賢い予想」をどれほどしようとしても、接戦州でその時何が起こるかなどの予測不可の事がらを含めての推理など不可能なのです。もちろんAIでも無理な話でしょう。まさに「何が起こるか誰にも分からない」ということしか言えないのだと。(もちろん選挙不正などの表に現れない悪事もどれほどかは行われるでしょうし)


そういうことで、これはもう「シナリオのない(結果の分かっていない)壮大なドラマを楽しんで見る」というお気楽な立場で楽しむというスタンスをとることが一番いいような気がするのです。

もちろん、「シナリオのない壮大なドラマ」というと、何やら「イイこと」かのように聞こえるのですが、実はそうではなく、人類が過去行って来た数々の「愚かしい歴史的振る舞い」の一つである、という風にも見れるのです。

(そんなアホなドラマを楽しむって、なんだそりゃ・・・)というスタンスも合理的ではあるのでしょう。

ですが、こと私にとっては、もう「人生は、この世は、楽しんだもの勝ちでしょう!」というスタンスですので、本当なら実に深刻な意味のあるアメリカ大統領選でも、「いやいや、実際どっちになっても世界に大した違いなどもたらさないのだから、外野は楽しんで見ていればいいのさ♪」という風になるのです。


トランプ氏になるか、バイデン氏になるか、それによっては世界に大きな違いを引き起こすかもしれないのです。

「もしトランプになったらそれこそとんでもないレベルでの人類史上の大災厄である、よって絶対阻止しなければならない!」と叫ぶ人もいるでしょうが、しかし私にはそうは思えないのです。

おそらく、どっちになっても似たようなことにしかならないのです。
仮にトランプ氏がなって大災厄を引き起こすなら、バイデン氏がなっても同じようなことを仕出かすのです。(それが今次のウクライナ戦争やイスラエル愚行のように)


と、いうことで、今年のアメリカ大統領選ですが、私にはどちらが勝つかなど全然見通せないのですが、もうどっちでもええやんと思えているのです。

何度もいいますが、それは究極のダメ選択なのですから、「うんこ味のカレー」か「カレー味のうんこ」かという・・・。

しかしアメリカ国民にしても世界中の人類全体にとっても、そういう「どっちもいらんわい!!」と叫びたくなるような最低の選択を迫らているこのアメリカ政治を、本当に「なんとかならんのか・・・、なんだこの究極のダメ政治は・・・」と見ることこそ、とるべき正しいスタンスであるのは間違いないことだろうと・・・。


そして同じ目で日本政治を見るなら、まったく同じ構図になっていることに気が付くのです。
次の国政選挙では、「誰にも票を入れたくないぞ!どないなっとんねん!まともなやつがなぜ立候補しないんじゃ!」というようなことで、与党も野党も同じく、「入れたい候補者が立候補しない」という事態が見えているのです。

う~~む・・・、これは気楽に見れない話なのです・・・。


しかしそれもまた、アメリカ大統領選挙を見るのと同じスタンスで見るべきかもしれないのです。

「どっちみち同じようなモンなんだから、もう気楽に楽しむしかないぞ!」と。



いやいやいや、政治というのは、なかなか大きくゴロっと変わらないものなのですねぇ・・・。

いつになったら、アメリカの大統領選の候補者が、「どちらに入れようか迷うな。どちらも立派な候補で素晴らしい政策と人柄だ・・・、難しい選択だ・・・」というような選挙が実現するのでしょうか。

それとも、このままなら100年経っても同じようなことを繰り返しているのでしょうか・・・。

ムムム・・・、


この予想も、接戦州の行方と同じように「予想不可」ということかと・・・



ご紹介まで。

ではでは。



※)余談ですが、ケントギルバート氏が面白かったのです、色々な場面で。しかし氏はトランプ支持なのか、それともバイデン支持なのか、どっちなのでしょうか・・・