政治事件の歴史的評価の件&上海最新建造物 | KOBONBLOG

政治事件の歴史的評価の件&上海最新建造物

❝裏金というが、裏金という用語は不正確である、カネの流れ自体は違法でもなんでもない、要は「カネの流れをきちんと記載すべきところをしていなかったことが問題だ」ということ、つまりは「不記載」というだけのこと。それを「裏金」というのは、それはマスコミが作り上げたのであって正確ではない、正確に言うなら「多額の不記載」というべき❞(by髙井康行:弁護士/元東京高検刑事部検事)


お疲れ様です。

今日は朝から上天気でいうことなしです。

さて、午前中は10時から1コマ個人指導があったのですが、その前にちょいとYouTubeを覗いておりまして、ご紹介したいと。

それが冒頭の一節の言葉でして、元東京高検刑事部検事の高井康行氏のご説明だったのです。



 

(12分17秒)





いやいや、実際、実態はそんなつまらない話なのです。そもそもの在り様は。

しかし、かつてのリクルート事件でもそうだったのですが、「事の真相の意味合い」などは全然大したことのない、「犯罪」というのもおかしいような類のモノでしかないことが、今回にしても、一たびそれがマスコミにとり上げられると、途端に「大事件・大犯罪」に変貌してしまうのです。

いやいやいや、今回の件では、どうも特捜は別に積極的にとり上げたいとも思っていなかったようなことなのです。
それが、一民間人の大学の先生が執念でその「不記載」を調べ上げて告発したので、「じゃあ・・・」と言って調べ始めてみれば、今度はなにやら取り調べしたある人物が、次から次へとややこしい話を「暴露しだした」というようなこともあって、それでまた検察からの「リーク」もあってマスコミ(特にMHK)がこれをテレビニュースで報じ始めたところから「大問題化」していったという。

いやいやいや、かつての「リクルート事件」は、日本政界を揺るがした大事件、大問題だったのですが、それは果たして日本政界を「良くするために役立つことだった」のか、あるいは「むしろ政治を混乱させただけのダメ事案だった」のか、一体どう受け止めればいいのだろうかと、ちょいとクエスチョンが付くのです。

今回の事案につきましては、どうなんでしょうか・・・。



ロッキード事件でもそうでしたが、あの当時、マスコミと世論は田中角栄氏をよってたかってぶっ叩いて、そして田中氏を政治の中枢から葬り去り、結局それは田中氏を「闇将軍」なる存在にすることになって、むしろ政治をダメにする方向に貢献したことになったのでないかとも思えるのです。果たしてそれは「日本政治に寄与する良き事」になっていたのかどうか・・・。

田中氏は確かにロッキード社から多額の賄賂を受け取ってはいたのです。
しかし、そんな金を受け取らずとも、田中氏はそもそも資金力は豊富だったのです。
田中氏は決して自らの私腹をさらに肥やすために、そういう賄賂を積極的に取りに行くような利己的な悪代官のような人物ではなかったはずなのです。
むしろ日本国のことを真剣に考える「良き政治家」でなかったのかと、私にはそう見えるのです。(もちろん、欠点なり少々のダメ点はあったでしょうが)

そういう田中角栄という良き政治家を、ロッキード事件などという詰まらない事案で「失脚させたこと」は、果たしてそれは日本国の国益に資することであったのかどうか・・・。

いやいや、ほんまに「政治事件、政治案件」というものは、それをどう受け止めどう評価するべきかということは、難しいことであるのを痛感するのです。



しかしまぁ、どの事件(事案)でもそうですが、「誰がどう悪いかどうか」ということとは全く別に、どうしようもなく不可避的にそうならざるを得ない事態に陥っていた、ということが事の真相のような気もするのです。

それはちょうど太平洋戦争が始まる前の、日本政治中枢部が「開戦不可避の状況」に追い込まれてしまっていたようなことと、相通じることになっているような・・・。

いやいやいや・・・、
歴史の動きの中には、往々にしてそういう「成るべくして成って来る」ということが多いような気がするのです。
ポイントオブノーリターンなる「地点」など、およそ決められないという。

結局こんかいの自民党の「大不祥事」なる事態も、一人自民党だけが悪いからこうなったのでなく、世の中全体がだんだんと、だんだんと、少しずつ少しずつそういう結果を見るようにならざるを得ないような方向に動いてきて、結果としてこういう状況が現出してきただけなのであろうとも思えるのです・・・。

いやいや、歴史的大事件、大事案をどう評価するか、それもまた実はとても困難なことなのだと、過去を振り返ってそういう感想をもったのです。

ご紹介まで。




もう一つ、どうでもいいコトなのですが、ご紹介したい動画が1本。

中国は上海の様子を写した動画なのですが、私はこの動画の最初の30秒を見て驚いたのです。

「ほんまかっ!」、「なんちゅう凄い建造物やねん!」と。

 





中国の天空庭園を体験:1000 本の木、400 段の驚異の建築

(21分53秒)
2023/12/17
 こんにちは! 今日は、上海駅近くにある真にユニークな建築の驚異、天安前書モールをご案内します。 英国の建築家によって設計されたこの構造物は、1,000 本の柱と 400 段の階段で構成されており、それぞれの柱には木が飾られています。中国の黄山とバビロンの空中庭園からインスピレーションを得て、建築家は遠くから見ると山に似たデザインを作成しました。 複雑に配置された階段は地球外の建造物のような印象を与え、その外観が型破りであると考える人もいて物議を醸しています。

 



【参考ブログ】

 




いやいやいや、少し前に同じく中国の最新の建造物を見て驚いてここでご紹介したのですが、ほんまに「中国、あなどるべからず・・・」なのです。

 

 

 

中国の驚くべき未来の図書館を探検してください – 完全に衝撃を受けました!

 




ではでは。