どうしたら病気にならず健康でいられるか?
そして健康で長生きできるのか?
こういったことを真剣に考えるのは、これまでならばある程度年齢を重ねてからか、
あるいは若くても何らかの理由で健康を損なってからだったように思います。
ところが現在、誰もが無関係・無関心ではいられなくなっています。
新型コロナウイルス騒動は、今まで表面に現れなかった人々のさまざまな価値観の違いを浮き彫りにしました。
とくに健康と病気についての考え方の相違は、
その予防法と罹った時の対処法などの相違にも如実に現れています。
何が正しいとか間違っているなど、素人の私ごときが判断できることではありません。
しかし、健康とはどのような状態を指すのか、
まずその基準をある程度はっきりしなければ話は始まりません。
私は現在、一人の先生から漢方薬膳とヨガを学んでいます。
まだまだ習い始めですが(先生もお若く、日々進化を続けておられます)、
人類学や生態学、現代西洋医学以外の治療法等々、
これまで私が関心をもってきたことを頭ではなく体で実践し、理解できる学びに
日々感動を覚えます。
まずいちばん確かで肝心だと思ったことは、
人も生物であって、自然から発生した存在なのだから、
自然な状態に近づくほどに健康になれる
ということです。
現代の私たちの生活、とくに都市生活がいかに自然から離れ、不自然なものかを自覚するのは難しくなっています。
でもたとえば、
自然食品、無添加食品、無農薬野菜、フェアトレード商品
といった表示を目にすることがありますよね?
そんなことをわざわざ表記しなければいけないほどに、
私たちの普段の当たり前の生活は、
不自然で人工の添加物や農薬まみれでフェアでない搾取のような取引で成り立っている
ということになります。
そしてまあ当たり前なのですが、売る側は「安い!」「おいしい!」「お買い得!」
ということは言えても、
「安全で安心!」とはなかなか言えないのが現状です。
それでも、食べ物は食べてすぐに下痢や嘔吐などのように具合が悪くなったりしたら、
すぐにその品物は危険ということで回収(リコール)されますから、基本的に食べてすぐ死ぬような心配はありません。
問題は、食べ物に含まれている不自然なものたちが長期的に体に蓄積されたときにどうなるのか?ということです。
現在の日本人の死亡原因の1位はガンです。
このガンは、戦前はかなりめずらしい病気でした。
それが今では1位です。
世界では心疾患が1位のようです。ガンはなんとランク外…!
ただ、ガンが必ずしも最悪で凶悪な病気かというと、そうでもないという見方もできます。
狭心症や心筋梗塞、大動脈乖離など心疾患は急死につながるものが多い反面、
ガンで即死した人というのは聞いたことがありません。
助からずに亡くなる人も多い(死因1位)のは確かですが、
少なくとも死ぬまでに幾ばくかの猶予がありますし、
運にもよりますが、治療や生き方の転換で回復した人も多くいます。
それにしても、日本にこれだけガンが多いのは何かしらの理由があるはずなのです。
「細胞のがん化はすべての人に毎日起こっている日常の出来事です。細胞が増殖する機能をもつことに付随したごくありきたりの出来事なのです。それをNK細胞が殺して歩くのもまた日常の出来事です。このバランスがとれているかぎり日々是好日(にちにちこれこうじつ)です」
(安保徹 著 『40歳からの免疫力がつく生き方』より)
まず、自然界に生息する野生動物にガンが存在しないことからもわかるように、
人間独自の病気は、人間特有の生活つまり不自然な生活に原因があるということになります。
不自然な生活で不健康になった体を、さらに不自然な方法で治そうとしても、
どんどん自然から遠ざかるばかりで、ますます不健康になってしまいます。
なので、体に良いと思うものをどんどん取り入れる前にまず、
自然なものと不自然なものを見分けて、不自然なものを避ける、取り除くことから始めて、
体をゼロに近づけることから始めませんか?
医師の内海聡さんは、「何を食べるか」よりも「何を食べないか」のほうが大切だと言っておられます。
そして徹底的に避けるべきものを列挙されています。
砂糖、精製されたもの(米、小麦、塩…)、コンビニ食品、輸入の肉(とくに米国牛、ブラジル鶏)、
農薬使用の野菜、フッ素、水道水……その他にも身近なものばかりでビビります。
甘いもの大好きの私にとって、避けるものの筆頭に砂糖があったのは痛かったですね…
それでも以前より砂糖を控えるようにしたり、食品も原材料の表示を見るようにするなど、
不自然なものを意識して少しでも避けることは誰にでもできます。
気をつけないといけないのは、私たちの「普通」や「当たり前」が、
マスメディアによって作られた虚構であるということです。
大手食品メーカーや洗剤メーカー、そして製薬会社。
食、衛生、医療の常識なるものが番組や記事の特集などを通して、
テレビや新聞のスポンサーの意図によって作られたものであるということは
覚えていて損はないと思います。
自然というものはあまりに偉大すぎて、どんな博士でも研究者でもとうていすべて理解することは不可能です。
自然を「わかる」などとおこがましいのですね、きっと。
福岡正信さんは『わら一本の革命』の中で、
「人間は自然を知っているのではない」と明言しています。
自然は私たち人間を知っているでしょうが、自然の一部である人間は自然を本当に知ることなどできない…
でも、人間が意図して作って来たもの=不自然なものはわかります。
それが自然とは相容れないということもだいたい想像がつきます。
福岡さんは何十年と自然農法を営む中で、自然がいかに予測不可能なものであるかを知ります。
肥料を施したり、土の耕し方をあれこれ変えてみたりしても、
ある時は良い収穫をもたらしても、ちょっと条件が変わればまったく別の結果が出てしまう…
それは人体にも言えることではないでしょうか?
それならば、病気を治療するための薬や予防のためのワクチンというものはどうなのでしょう?
どうなるかわからない
これが答えです。
わからない。
安全か?効果はあるのか?
わからないから予防してくれる可能性に賭ける人もいるでしょう。
わからないからやめておこうという人もいるでしょう。
私は、ひとつのウイルスの感染を予防するためによくわからないワクチンを接種するのは避けたいです。
マスクや消毒も、免疫力を下げてかえって別の感染症を招くとしか思えないので避けたいです。
いろいろとわからないことだらけの中、
一つ確実なのは、私たちは皆、いつかは死ぬということです。
私はそれまでの間、
不自然だと思うものはできるだけ避けて、
せっかく自然が与えてくれた生命力を大切に感謝して生きていこうと思います。

