115系電車の解体が続くJR西日本下関総合車両所。現在は岡山電車支所のD-23編成が回送されてきています。一方、長期留置中の3000番台N-06編成は、先頭車2両が移動しています。8月4日に様子を見てきました。
北側の陸橋から見た下関総合車両所。115系D-23編成の3両が廃車線に入っています
115系D-23編成は7月30日に廃車回送されました。下関総合車両所ではクハ115-350+クモハ115-302+モハ114-330の並びで廃車線に入っています。これから内装解体が始まると思われます。
D-23編成の3両は1975年に製造され、国鉄末期まで三鷹電車区に在籍し中央本線などを走っていました。登場から半世紀を迎え貴重な存在になっている300番台ですが、残りは3編成9両と少なくなってきました。
車両所沿いの道路から見たクハ115-350(左)とクモハ115-302
115系3000番台N-06編成は、山陽本線岩国—下関間のワンマン運転開始に際して運用離脱した現存唯一のワンマン非対応編成で、2023年3月から下関総合車両所に留置されています。
私が訪れた時は先頭車2両の姿が見えませんでした。庫内にクハ115形3000番台と思われる車両が見えましたが、これがN-06編成のクハ115-3006かどうかは分かりません。
N-06編成は幡生駅寄りの留置線を「定位置」に、このまま動かないものと思っていましたが、過去に移動している時もあったようです。
山陽本線沿いの道路から見た下関総合車両所。写真右端の115系3000番台N-06編成は、先頭車2両が姿を消していました
N-06編成の中間車モハ115・モハ114-3006は留置されていました
陸橋から見えるクハ115形と思われる車両(写真左から2両目)。この日はクモハ42001(同左端)やEF65 1120(同左から3両目)の姿も。右端はモハ114-330
最近は異常な暑さもあり私はあまり撮影に出ていませんが、先日山陽本線の車内からN-06編成の2両が姿を消しているのが分かり、今回訪れてみました。
運用離脱から1年5カ月近くになるN-06編成。今後の詳細は分かりませんが、長年乗ってきた地元民としては、ワンマン改造施工による「奇跡の復活」を見てみたいものです。