JR西日本下関総合車両所で全般検査を受けていた電気機関車EF65 1128の本線試運転が12月28日に行われました。ここ数年は車体の色あせが目立っていた同機ですが、きれいな姿に一変しました。

 

 

山陽本線で試運転を行うEF65 1128=新下関—幡生

 

 

 

本線試運転を終えて入換中の1128号機。最近は車体のカサカサ感が際立っていて「ベテラン国鉄電機×ビンテージ感」という独特の存在感を見せていた同機ですが、きっちり6年周期で全検出場したようです

 

 

パンタグラフやモニターなど屋根上もきれいになっています

 

 

台車には「23.12.5 SS」の検査表記が見られます

 

 

この日の天候は曇りでしたが、1128号機の車体は光線が反射して輝いていました

 

 

下関総合車両所に戻る1128号機。このあと出場して運用検修センター向かったと思われます

 

 

 

私は最近1128号機を見かけていませんでしたが、この日は休日で買い物途中に同機を目撃し、予定を変えて試運転の復路を出迎えました。

 

下関のEF65PF形の全検は1128号機に施工されたことにより、今後2年間は行われそうにありません。同機はしばらくの間、カサカサと真逆のピカピカ機としてファンの注目を集めそうです。


一方で下関のPFは来年、全10両が車齢45年を迎えます。子どもの頃から見ている機関車が今なお走ってくれているのはうれしいのですが、工事列車用貨車の置き換えや車齢50年を迎える頃が一つの節目になってくるように思います。

 

 

 

※全検前のEF65 1128号機は以下の記事にまとめています