1964(昭和39)年の東海道新幹線開業時から走り続けた0系新幹線。最後は懐かしい車体色に戻されて花道を飾りました。2008年11月30日の定期運行終了前、各駅のホームでは別れを惜しむ人が記念撮影する姿が多く見られました。

 

 

新下関駅に到着する0系R68編成の「こだま」

 

 

「こだま」は「のぞみ」「ひかりレールスター」の通過待ちで長時間停車が多く、ホームでは写真を撮る人が多く見られました(写真はR61編成)

 

 

 

0系運行終了のニュースは多くの新聞、テレビで報じられました。またJR西日本も特設サイトを設けてオリジナルムービーを公開するなど、日本の鉄道史を飾る名車の活躍をねぎらう企画を展開しました。

 

そうしたこともあり、0系の引退は鉄道ファン以外からの注目度も高かったようで、駅のホームでは子どもから高齢者まで世代を超えて、団子鼻の先頭車と記念写真に納まっていたのが印象的でした。

 

 

当時試運転中だった九州新幹線直通用のN700系7000番台S1編成とも顔を合わせていました(写真の0系はR67編成)

 

 

子どもの頃は退屈に見えた0系のデザインですが、やはり秀逸で安心感を覚えます(写真はR68編成)

 

 

 

2008年12月14日の「さよなら運転」から今年で15年。新幹線では500系が最古参車両になるなど世代交代が進みました。0系が「夢の超特急」ともてはやされた時代はずいぶん遠くなりましたが、「山陽こだま」として20年以上にわたり活躍したせいか、近距離地方都市間輸送を担った後半生の記憶はまだまだ薄れそうにありません。

 

 

 

 

※姉妹ブログでは、0系の窓の大きさを比べて楽しんだ思い出をまとめています